1982年4月18日朝日新聞より
「おばあちゃんのおやつ」抜粋
きょうは、福島県の山林で働く人たちのおやつです。
東白川群塙町真名畑字向漁師。山に囲まれた小さな村のおばあさん鈴木キヨさん(七六)から、「蒸しパン」の話が届きました。何となく寒い季節のおやつ、というイメージですが、さにあらず。村でこのおやつを作り始めるのは、ほかならぬ今の季節だというのです。
冬が終わり、日が長くなるにつれて、山の仕事はだんだん忙しくなる。杉の苗を植え、下草や雑木を刈り払い、杉の大樹を伐採、製材・・・・・・。手伝いの人数もふえてくる。
「おやつ時には、蒸しパンを山のようにこしらえては、漬物とお茶を添えて運んでいきます」と。
抜粋以上。
5年くらい前の誕生日に「空手なんかやっていないで料理でもしなさい、と母に言われました」という私に、空手の大先輩の高尾さんが譲ってくださった、切り抜きだけで作られた分厚いレシピ本の中から、蒸しパンを作ってみた。とても簡単で、出来立ては本当に美味しくて懐かしい。バターを置くととろりと溶けて、あぁ幸せ。
福島の山林の営みや季節感をすぐそばに感じながらいただきました。
高尾さん、ありがとうございます。
お元気ですか。
2011年11月11日金曜日
2011年11月8日火曜日
母の誕生日
母の誕生日に実家へ行った
父と母と3人の食卓
食事が終わると恒例のケーキカット
父がろうそくを意気揚々と5本ケーキに立てる
そして火を灯す
部屋の電気を消す
ろうそくの火に母が照らされる
母の願い事は長い
手のひらを合わせて熱心にお願いする
姉のこと、妹のこと、父のこと、私のこと、世界のこと、自分のこともお願いしてほしい
ろうそくを一気に吹き消すと願い事が叶う
ぶーっと一気に吹き消した
真っ暗な部屋
父が電灯を点ける
そして母の前ににこにこ座り
「また3つ違いになったね」
あまーーーーい
何それ。
すると父、
「だって、いつも4つも違うって言い張るんだもん」
11月生まれの母と5月生まれの父、ちょうど半年違うのです
(写真は、東京デザイナーズウィークにて、仙田禎さんのユニットの作品。お料理の気持ちになってみました。)
2011年10月29日土曜日
仕事が終わらない
「仕事が終わらないの」
と電話口で母に言った。
勝手に会社を辞めて(「辞めます」とは言ったけど)、今の仕事を始めてから12年、初めて弱音を吐いた。
すると電話の向こうで母は
「え?仕事がないの!?」
「違う違う、仕事が終わらないの」
「なんだ、じゃぁいいじゃない」
よくないよー と言うと、終わったら晴々としてるわよ、と能天気。
電話を切ってから、確かに、仕事がないより仕事が終わらないほどある方がいいな、「仕事がないの」なんて死んでも母に言いたくない、と思った。
好きな仕事ができてる自分がとても幸せに感じられた。
感謝しています。
と電話口で母に言った。
勝手に会社を辞めて(「辞めます」とは言ったけど)、今の仕事を始めてから12年、初めて弱音を吐いた。
すると電話の向こうで母は
「え?仕事がないの!?」
「違う違う、仕事が終わらないの」
「なんだ、じゃぁいいじゃない」
よくないよー と言うと、終わったら晴々としてるわよ、と能天気。
電話を切ってから、確かに、仕事がないより仕事が終わらないほどある方がいいな、「仕事がないの」なんて死んでも母に言いたくない、と思った。
好きな仕事ができてる自分がとても幸せに感じられた。
感謝しています。
2011年10月24日月曜日
御殿、空を飛ぶ
| 大野慶人さんと指人形さん 新・港村会館ハンマーヘッド横野外にて |
ダンサーのサミーちゃんの誘いで横浜に出かけていった。
大野一雄フェスティバル2011
みなとみらい線の馬車道駅6番出口を出て、まっすぐひたすらに海を目指して歩いて行くと新港村に着いた。
この日はまず建物の外でのパフォーマンス「大橋可也&ダンサーズ」。照明は車のヘッドライト。男女の美しい死体が動いているような動きなんだけど、突然激しくなって、女の人がこけた。もう一度、こけた。それでパフォーマンスが終わるころにはその人の膝と肘には血がにじんできた。その人の痛みを想像しながら、なまぬるい風の中で吹かれていた。
次のパフォーマンスは屋内へ場所を移して。村田峰紀さん。まっ白いシャツを両手に持ったクレヨンやマジックペンで塗りこめていく。観客には背中しか見せない。背中がどんどん色に染まっていく。でも体がかたいのか、塗れる場所が限られていて、それがちょっと悲しかった。もうちょっと体が柔らかければあの白い部分にも手が届くのに。彼の息遣いだけが会場に響いた。
次は大きなゾウやロバのオブジェが見守る「動物園」にて、アンサンブル・ゾネ。ここでサミーちゃん登場。洗練された動き。シンプルな装いにストイックな動きがGAPの宣伝を思い出させる。ベーシストの井野信義さんのコントラバスが低く動きに合わせて鳴る。
また場所を移して、和紙に囲まれた円形劇場。李冽理(りれつり)さんは2010年WBA世界スーパーバンダム級王座獲得のボクサー。着ていた上着を脱いでスパーリングが始まる。パンパンパンと小気味いいリズムと見えないほど速いパンチ。首から肩にかけてじわじわと汗が浮いてくる。彼はただいつもと変わらぬことをやっていたのだと思うけれど、すごいパフォーマンスだった。感動した。スパーリングの終わり頃に再びベースが鳴りだして、今度はアンサンブル・ゾネの代表岡登志子さんの踊り。空間をゆがませるほどの力があるなと感じた。
次。海の見える広い部屋。梅棒のみなさんのパフォーマンス。ポップで楽しいダンスと演劇。天国の審判のシーンではSPEEDのGo!Go!Heavenで踊っていた。集団の踊りがびしっびしっと決まると文句なしに感動する。よかった。
後ろで普通に見ていたと思った人たちが前へ進み出て「赤い靴」を歌い始める。赤い靴ジュニアコーラスのみなさん。もっとも高い音程の女の人の声が突き抜けていて目が離せなかった。
ざざーっという波の音とともに大野一雄舞踊研究所研究生のみなさんがそれぞれ黒い服を着て薔薇を一輪持ってしずしずと歩いてくる。歩くだけでこんなに人は違うのだと驚いた。みんな違う。
PAをやっていた白塗りの人が大野慶人さん(大野一雄さんの息子さん)で、黒い人々の中を一直線にバケツを頭上に掲げて歩いていった。あのバケツを持つ手が震えていたのは演技なのか自然なのか、どうしてもわからなかった。頭の形がすごくきれいだった。窓の外を客船が灯りを灯しながら行く。
そして、その部屋の外に案内され、海をバックに本日最後の舞台。さきほどの白塗りの大野慶人さん(74歳)が小走りにやってくる。かたちのいい頭にピンクの頭巾をかぶってその上にうさぎの耳のヘアバンドをしている。世にも不思議なものを見た。体は30代のように頑強そうで、びしっとしていて、顔を見ると苦しそうな息をする口がブラックホールのように空いている。彫の深い顔。一通り踊った後、音楽が変わった。大野さんは指人形を抱いて再登場。私の前でぴたっと止まった。その瞬間を写真に撮りたかったけれど禁止されていたので撮れなかった。でも撮ればよかった。あんなのは二度と見られないように思う。照明に照らされた白いおじいさんがうさぎの耳をつけて人形を持ってあなたをじっと見ている。後ろは海。
この世はゆめまぼろし。
2011年10月21日金曜日
TGIF
2011年10月17日月曜日
くふき
2011年10月15日土曜日
2011年10月9日日曜日
秋晴れ昼過ぎからタコ、のちずっとビール
オクトパスエイト発進
写真は、大久保くんの大きなキャンバスに描かれた絵
昨日は楽しみにしていたタコ展がありました。
オクトパスエイトが作る「タコ」についての会。
海部くんが「タコ」について講義、生きたタコを買ってきて麻酔をかけて解剖。
キーダさんとトシさんのふわふわ踊るタコ風船のライブペインティング。
たかくんとえりかちゃんの職人タコ焼き。
カオリさんの小枝アートや、フォトコラージュ。まりもさんの鮮やかな色のアート。
大久保くんの揺れるモビールやタコの絵やデニム地のぬいぐるみ、「のびるっこ」の子どもたちの絵
まいさんの墨絵、かつみくんのショートムービー「タコ兄弟」
タバコジュースの大久保くんととっくんの入魂のライブ。
あと、玉子(たまこ)の絵本の朗読。
これら全部がタコだった。
おととい、「明日タコの朗読をするんです」
と、福桜さんに話すと、
舞台に明るい福桜さんは、
「空間ですよ。そして舞台ではその人の生き方が全部出ます。」
とありがたいような恐ろしいような忠告をしてくれた。
が、いまさら生き方を急旋回するわけにもいかず、当日を迎えた。
玉子としての朗読デビューだった。
はるばるやってきてくれたお客さんを前に朗読をして、
「空間ですよ。」という意味がわかった。
その部屋の気配、ひとりひとりの人がそこにいるということ、におい、音、光、すべてを含んで朗読だった。
みんなの顔がよく見えた。
子どもみたいに二つの目を絵本にしっかり集めて、いい顔をしてた。みんな。
時々くすっと笑ったり、うなずいたりしてくれたことがどんなにうれしかったか。
ありがとうございます。
今朝起きて、昨日のお酒が残る頭で、人生ってこうなんだって思った。
昨日の華やかな、にぎやかな、うれしいすべての出来事はもう過ぎてしまった。
もうすでに新しいページが始まっている。
だけど、昨日を迎える前の私と今の私は違う。
そうやって生きていくんだと思った。
どんな人もどんな悲しいこともうれしいことも、そのままではいない。
ただ、ちゃんと血や肉になっていく。
とにかく何かをするってことはいいことだなって思った。
すごくすごくいいことだなと思った。仲間がいれば鬼に金棒。
昨日はタコの会の準備から、近くのコンビニに走っては缶ビールをプシュっと開けて、金木犀の香りが流れる中、飲みながらやいのやいのと作業をして。
誰も「ビールを飲みながらやってはいけません」なんて言う四角い人はいなくて。
見るとあちこちにビールがあって、ギターの音がして、みんなが笑顔で楽しくて。
大人になるってなんて素敵なことだろう!
とっくんが締めの言葉の中で言ってた。「一番思ったことは…、生きてるってことかな!」
タコが墨をはくのを見たよ。それはもう限界っていうサインなんだって。
タコは生きてた。そして私たちに食べられた。
私も感じたよ、生きてるってことを。
写真は、大久保くんの大きなキャンバスに描かれた絵
昨日は楽しみにしていたタコ展がありました。
オクトパスエイトが作る「タコ」についての会。
海部くんが「タコ」について講義、生きたタコを買ってきて麻酔をかけて解剖。
キーダさんとトシさんのふわふわ踊るタコ風船のライブペインティング。
たかくんとえりかちゃんの職人タコ焼き。
カオリさんの小枝アートや、フォトコラージュ。まりもさんの鮮やかな色のアート。
大久保くんの揺れるモビールやタコの絵やデニム地のぬいぐるみ、「のびるっこ」の子どもたちの絵
まいさんの墨絵、かつみくんのショートムービー「タコ兄弟」
タバコジュースの大久保くんととっくんの入魂のライブ。
あと、玉子(たまこ)の絵本の朗読。
これら全部がタコだった。
おととい、「明日タコの朗読をするんです」
と、福桜さんに話すと、
舞台に明るい福桜さんは、
「空間ですよ。そして舞台ではその人の生き方が全部出ます。」
とありがたいような恐ろしいような忠告をしてくれた。
が、いまさら生き方を急旋回するわけにもいかず、当日を迎えた。
玉子としての朗読デビューだった。
はるばるやってきてくれたお客さんを前に朗読をして、
「空間ですよ。」という意味がわかった。
その部屋の気配、ひとりひとりの人がそこにいるということ、におい、音、光、すべてを含んで朗読だった。
みんなの顔がよく見えた。
子どもみたいに二つの目を絵本にしっかり集めて、いい顔をしてた。みんな。
時々くすっと笑ったり、うなずいたりしてくれたことがどんなにうれしかったか。
ありがとうございます。
今朝起きて、昨日のお酒が残る頭で、人生ってこうなんだって思った。
昨日の華やかな、にぎやかな、うれしいすべての出来事はもう過ぎてしまった。
もうすでに新しいページが始まっている。
だけど、昨日を迎える前の私と今の私は違う。
そうやって生きていくんだと思った。
どんな人もどんな悲しいこともうれしいことも、そのままではいない。
ただ、ちゃんと血や肉になっていく。
とにかく何かをするってことはいいことだなって思った。
すごくすごくいいことだなと思った。仲間がいれば鬼に金棒。
昨日はタコの会の準備から、近くのコンビニに走っては缶ビールをプシュっと開けて、金木犀の香りが流れる中、飲みながらやいのやいのと作業をして。
誰も「ビールを飲みながらやってはいけません」なんて言う四角い人はいなくて。
見るとあちこちにビールがあって、ギターの音がして、みんなが笑顔で楽しくて。
大人になるってなんて素敵なことだろう!
とっくんが締めの言葉の中で言ってた。「一番思ったことは…、生きてるってことかな!」
タコが墨をはくのを見たよ。それはもう限界っていうサインなんだって。
タコは生きてた。そして私たちに食べられた。
私も感じたよ、生きてるってことを。
2011年10月7日金曜日
2011年10月5日水曜日
エクレアとコーヒーと
近所の本屋で『エクレアとコーヒーと詩人』という本を買った。
橋口幸子さん著。
薄い本で、詩人だった故北村太郎さんとの鎌倉や横浜での思い出をぽつぽつと書いている。
タイトルに一目ぼれだった。中身もよかった。
読み終えて本棚の一番目立つところに置いた。
それからエクレアを買ってきて、コーヒーを淹れて飲んだ。
コーヒーの時は『親愛なるキティーたちへ』という可憐な小林エリカさんが書いた本を読んでいた。同時に数冊を読み進める癖がある。
この本は、『アンネの日記』と、同時期に書かれたお父さんの小林司さん(アンネと同い年)の日記を手に、アンネの生涯を辿る旅に出たエリカさんの日記。
ベルリン、ベルゲン・ベルゼン、アウシュビッツ、アウシュビッツ・ビルケナウ。
指先が冷たくなる。
私にはエクレアとコーヒーがあり、あたたかな毛布があり、この部屋がある。
本をお腹の上の毛布にのせて、ごろんと畳に寝転がる。
幸せな昼寝の始まり。外は冷たい雨。
2011年9月26日月曜日
咲いた咲いた
2011年9月25日日曜日
未来に預けられた今日ではなく

季節が秋に変わる
幸せな幸せな
昨日取材で宮崎あおいさんを撮った
「ツレがうつになりまして」という映画のプロモーション
その中で「未来に預けられた今日ではなく、今日という日を生きる」という言葉があった
ずきんとした
子どものころから夢は「お母さんになること」だった
当然なれると思っていた
年頃になり、年頃を過ぎて、いつからか「いつかお母さんになるための今日」を生きているようになった
そんなことじゃ、お母さんになったら目的達成で脱力しちゃうかもよ
今日は今日
明日は明日
先日タコ・ミーティングの後にへべれけで電車に乗った
電車の揺れか自分の揺れか、ふらふらしながらごきげんで猿のように吊革にぶらぶら
ひとりのおばあさんがすぐ近くにいた
「おばあちゃんが大好き」と隣の海部くんに言うと
「おばあちゃんみたいだよね。男に甘えられるでしょ」と海部くんに言われた
その会話をお酒の頭はすっかり忘れていて
翌日「髭」のライブに行くために大久保くんとエリツィンと待ち合わせていてふっと思い出した
愕然として、それから無性におかしくなった
そのほかにも海部くんは「その頭(ベリーショートカット)にその帽子(ひさしの大きな青い帽子)はアンネ・フランクみたいだね」と言って
「それ微妙だね」と言うと
「微妙じゃなくて、よくないよね」とあははと笑って言った
それも私は酔っぱらい過ぎていてゆらゆら笑って聞いていたけど後で考えるとずいぶんじゃない?
おばあちゃんといい、アンネ・フランクといい・・・
なんか毎日楽しいな
ちゃんと今日を生きてるみたい
みんなのおかげ
ありがとう
2011年9月21日水曜日
台風15号
台風が来た
すごいぞ
雨と風
午後の仕事がキャンセルになった
社長が「小学生が帰ってるのに行くのか!?」と町子さんに聞いてくれたのだそうだ
おかげで台風に巻かれずに済みました
社長はいつもおもしろい
先日は仕事の後に雑談で
「いつも大人気でみんなに取り巻かれている私だが、死ぬ時はひとりさびしく死ぬ気がする」と言う
「えぇ!どうしてですか?」と聞くと
「なんとなく。前世では東海道の人気のない道端でひとり死んだ気がするんだ」と言う
ふとその情景が浮かんできて悲しくなり、あわてて消した
ママに「窓の外の台風から目が離せません」とメールすると
「ママも安全なところから見る台風模様が面白くて好きです」と返事が来た
雨が降るとよく窓辺にぺたりとママが座って外を眺めてた
それが好きだった
木々は暴風に煽られて、なお元気に見える
葉っぱの裏の明るい黄緑色などちらちら見せながら、ぴんぴんしてる
鳥たちも風の中吹き飛ばされながら飛んでいく
台風を見ているのが好き
すごいぞ
雨と風
午後の仕事がキャンセルになった
社長が「小学生が帰ってるのに行くのか!?」と町子さんに聞いてくれたのだそうだ
おかげで台風に巻かれずに済みました
社長はいつもおもしろい
先日は仕事の後に雑談で
「いつも大人気でみんなに取り巻かれている私だが、死ぬ時はひとりさびしく死ぬ気がする」と言う
「えぇ!どうしてですか?」と聞くと
「なんとなく。前世では東海道の人気のない道端でひとり死んだ気がするんだ」と言う
ふとその情景が浮かんできて悲しくなり、あわてて消した
ママに「窓の外の台風から目が離せません」とメールすると
「ママも安全なところから見る台風模様が面白くて好きです」と返事が来た
雨が降るとよく窓辺にぺたりとママが座って外を眺めてた
それが好きだった
木々は暴風に煽られて、なお元気に見える
葉っぱの裏の明るい黄緑色などちらちら見せながら、ぴんぴんしてる
鳥たちも風の中吹き飛ばされながら飛んでいく
台風を見ているのが好き
2011年9月15日木曜日
2011年9月14日水曜日
香港
香港の熱気が忘れられない
どこからも活気がしゅーしゅーと湧いている
地下鉄のエスカレーターはうっと後ろ髪引かれるほど速い
レストランはどこも賑やかで所狭くみんなもりもり食べる
路面電車のトラムから夜の街をずっと撮り続けたい
あぁ香港に焦がれる
また行っちゃうもんね
そんなわけで
ただいま表参道のマジョカフェでは香港キャンペーン中
お月見会に作った、きのこ餃子や
月餅、花開くお茶をご用意しております
この頃朝5時半頃に西の空
ラベンダー色の空に浮かぶ月がきれいです
2011年8月22日月曜日
金魚
ダイくんのライブに行って
サイトウさんとみつさんに会った
ライブの後、3人で飲んだ
私以外、2人は車の免許を持ってない
だけどみつさんは小学生のころから夢でバイクに乗っていたんだって
サイトウさんも夢の中で運転してる
「だけどブレーキが効かないんだよぅ。
ブレーキが効かなくてアムステルダムまで行っちゃうんだ。
それでなぜか隣にお母さんが乗ってるんだ。」
大笑いした。その絵がありありと目に浮かんだ。
サイトウさんとお母さんのアムステルダムまでのノンストップ・ドライブ。
そのあとも愉快な話が続いて時間を忘れた。
歩いて帰った。
そういえば「金魚」という、サワーにしそと赤唐辛子の入った飲み物をみんなが気に入って、何杯もおかわりした気がする。
さっぱりしておいしかった。
サイトウさんは「辛さが足りない」と言って赤唐辛子をつぶして飲んだ。
つまり金魚をつぶして飲んだわけ。
2011年8月20日土曜日
2011年8月15日月曜日
2011年8月3日水曜日
科学

片山先生が築地で買ったウニと山葵を持って引っ越し祝いに来てくれた
引っ越したらこれでお祝いするのが先生の中の習わしのよう
引っ越した人はご飯を炊いて待っていればよい
どんぶりに盛ったご飯にうにを豪快にのせる
すりおろした山葵を更にその上に
しょうゆを少したらして いただきます
幸せ
甘くて
色もオレンジと爽やかなグリーン
目にもおいしい
風鈴がチリーーーンと鳴った
『喜嶋先生の静かな世界』森博嗣(講談社 2010)を読んでいる
著者の森さんの自伝的小説ではっとすることが多い
少し参照
「研究には、やれば達成できるという確証がない。土に埋もれた鉱脈を探すようなものだ。何年も求め続け、結局は価値のあるものが存在しなかった、という場合だってある。否、駄目だということがわかるのは、まだそれなりの成果かもしれない。それさえ明確に示せない場合が最も辛いだろう。…(中略)
こんな生きた心地のしない稀有な世界だったけれど、僕はもう決めていた。もうしばらくここにいようと。いられるだけ、ここにいよう。自分の限界が知りたい。人間の限界を垣間見たい。そのためなら、それ以外のものが犠牲になっても良い、極端な話、自分の寿命が短くなっても良い、それだけの価値はあるのではないか。院生を半年くらい経験した頃には、僕は既にそう考えるようになっていた。」
それだけの価値のある世界にいられることを幸運に思い
僕は生きるためそして死ぬためにそこに賭けようと思う
自分の限界を知る限りない旅に出よう
2011年7月28日木曜日
また会う日まで
地下鉄の駅から地上に出る途中の
くの字に曲がった角のところで
安西水丸さんに会った
昨日会ったのに今日も会ったー!
びっくりして「ほえ!」と反応して
水丸さんはびくっとした
昨日と同じ洋服を着ていた
これを運命というんじゃないでしょうか?
こんなことがあるこの街を私は愛し初めています
髪を切った
「短くしたかったんですか?」と聞かれたので
「失恋したんですよぅ」と言うと
「え~ほんとですか?」と言われた
初めて会ったときから懐かしい感じのする美容師さんは
「未練があるというのは、本当に好きだったということです。だから未練があるのはいいんです。」と言い
私を涙ぐませた。
うれしかった。ほんとに好きだった。
目の前に2年も工事中の家が(あの!)「北野家」であるということを聞きつつ
髪はざくざく短くなって
男の子みたいになった
部屋に帰って
ビールを開けて
ゴーヤとなすのおひたし
大根のぬか漬け
松の実
チーズ
食べながら本を読みながら
後ろの部屋では昭和歌謡の「有楽町で逢いましょう」とか「誰よりも君を愛す」がラジオから流れていて
扇風機の風が優しくなでる
私は今どこにいてこれからどこにいくのかわからなくなり
無重力感で幸せいっぱいになる
くの字に曲がった角のところで
安西水丸さんに会った
昨日会ったのに今日も会ったー!
びっくりして「ほえ!」と反応して
水丸さんはびくっとした
昨日と同じ洋服を着ていた
これを運命というんじゃないでしょうか?
こんなことがあるこの街を私は愛し初めています
髪を切った
「短くしたかったんですか?」と聞かれたので
「失恋したんですよぅ」と言うと
「え~ほんとですか?」と言われた
初めて会ったときから懐かしい感じのする美容師さんは
「未練があるというのは、本当に好きだったということです。だから未練があるのはいいんです。」と言い
私を涙ぐませた。
うれしかった。ほんとに好きだった。
目の前に2年も工事中の家が(あの!)「北野家」であるということを聞きつつ
髪はざくざく短くなって
男の子みたいになった
部屋に帰って
ビールを開けて
ゴーヤとなすのおひたし
大根のぬか漬け
松の実
チーズ
食べながら本を読みながら
後ろの部屋では昭和歌謡の「有楽町で逢いましょう」とか「誰よりも君を愛す」がラジオから流れていて
扇風機の風が優しくなでる
私は今どこにいてこれからどこにいくのかわからなくなり
無重力感で幸せいっぱいになる
2011年7月27日水曜日
blue and green
2011年7月24日日曜日
ちょうちょ
エリザベス・キューブラー=ロスという研究者が
死が近い子どもの患者たちに絵を描かせた
多くの子どもが蝶の絵を描いた
ユダヤ人が収容されたガス室の壁は
子どもたちが爪で描いた蝶の絵で埋め尽くされていた
蝶はさなぎから蝶になる
再生のシンボル
死ぬけれどかたちを変えてまた生まれ変わるということを子どもだちは知っていたのか
体は死んでも思い出がある限り故人は生き続けます
「ごくろうさま」あなたはあなたのやるべきことをしっかりやっていったよね
と語りかけてください
そうお坊さんは話した
「ごくろうさま」とは思いつかなかった
墓前に立ちどう語りかけていいのか、今まではわからなかった
そうか、なるほどと思った
今日はともだちの3回忌の法要
私の中は思い出でいっぱい
いろいろな人とのいろいろな思い出でいっぱい
これからも増え続けるだろう
それを抱きしめていこう
死が近い子どもの患者たちに絵を描かせた
多くの子どもが蝶の絵を描いた
ユダヤ人が収容されたガス室の壁は
子どもたちが爪で描いた蝶の絵で埋め尽くされていた
蝶はさなぎから蝶になる
再生のシンボル
死ぬけれどかたちを変えてまた生まれ変わるということを子どもだちは知っていたのか
体は死んでも思い出がある限り故人は生き続けます
「ごくろうさま」あなたはあなたのやるべきことをしっかりやっていったよね
と語りかけてください
そうお坊さんは話した
「ごくろうさま」とは思いつかなかった
墓前に立ちどう語りかけていいのか、今まではわからなかった
そうか、なるほどと思った
今日はともだちの3回忌の法要
私の中は思い出でいっぱい
いろいろな人とのいろいろな思い出でいっぱい
これからも増え続けるだろう
それを抱きしめていこう
2011年7月23日土曜日
ふられたうえにしかられた
非常に私的なことで本当に申し訳ないのですが
今日は書きます
ふられてもふられても大好きな人に
昨日またふられてしまった
しかも
「逃げてるだけなんじゃないの?」
としかられた
自分に受け止めないで逃げてるだけなんじゃないの
息もできず死ぬ思いがしたけれど
言ってくれた言葉の思い出せる限りをノートに綴っていったら
逃げてるだけなんじゃないの?がひっかっかった
言われてみれば逃げてるだけだった
孤独から、日常から、自分の弱さから
本当に本当に大好きだよ
だけどいいところばっかり見て辛いことは自分に受け止めることをしてこなかった
二人の楽しい思い出や夢のような出来事に逃げていた
そして別れてからも1年忘れられなかった
霞を食べて生きていた
人生最大のピンチから掬って(救って)くれた天使のような人だった
見つめ合うだけで細胞のすみずみまでぱんぱんに幸せだった
だけど別れが来た
健康や仕事や家族や社会常識やいろいろなことの渦におぼれた
昨日
「なんのためにうまれてきたの?」とも聞かれた。
あなたに会えて生まれてきてよかったと思ったけれど
なんのため?今はもうわからなくなった。
理由なんてあるのかな。
喪失感。
でも思う
志半ばで亡くなった人、その家族。
どんな気持ちがしただろう。
親を亡くした人、子を亡くした人。
悲しみを受け止めて一歩踏み出す人たち。
かつて最大のピンチにいた私に彼が言ってくれたように
今のこの気持ちを忘れずに書き続けていこう
あきらめることはしない
だけど固執することもやめる
草のように生きていく
意味はない
ただただ持てる力の全部でハッピーに生きてみる
私の人生に意味なんてないけどそれでいい
それで幸せ
あなたに会えて幸せです
またね
今朝メールを見ると
私にかつて最大のピンチをもたらしたアラブの王様からメールが届いていた
人生はめぐる
今日は書きます
ふられてもふられても大好きな人に
昨日またふられてしまった
しかも
「逃げてるだけなんじゃないの?」
としかられた
自分に受け止めないで逃げてるだけなんじゃないの
息もできず死ぬ思いがしたけれど
言ってくれた言葉の思い出せる限りをノートに綴っていったら
逃げてるだけなんじゃないの?がひっかっかった
言われてみれば逃げてるだけだった
孤独から、日常から、自分の弱さから
本当に本当に大好きだよ
だけどいいところばっかり見て辛いことは自分に受け止めることをしてこなかった
二人の楽しい思い出や夢のような出来事に逃げていた
そして別れてからも1年忘れられなかった
霞を食べて生きていた
人生最大のピンチから掬って(救って)くれた天使のような人だった
見つめ合うだけで細胞のすみずみまでぱんぱんに幸せだった
だけど別れが来た
健康や仕事や家族や社会常識やいろいろなことの渦におぼれた
昨日
「なんのためにうまれてきたの?」とも聞かれた。
あなたに会えて生まれてきてよかったと思ったけれど
なんのため?今はもうわからなくなった。
理由なんてあるのかな。
喪失感。
でも思う
志半ばで亡くなった人、その家族。
どんな気持ちがしただろう。
親を亡くした人、子を亡くした人。
悲しみを受け止めて一歩踏み出す人たち。
かつて最大のピンチにいた私に彼が言ってくれたように
今のこの気持ちを忘れずに書き続けていこう
あきらめることはしない
だけど固執することもやめる
草のように生きていく
意味はない
ただただ持てる力の全部でハッピーに生きてみる
私の人生に意味なんてないけどそれでいい
それで幸せ
あなたに会えて幸せです
またね
今朝メールを見ると
私にかつて最大のピンチをもたらしたアラブの王様からメールが届いていた
人生はめぐる
2011年7月19日火曜日
黒島ってなに?
2011年7月17日日曜日
元気かい!!

今朝メールを開くと
「元気かい!!」というメールが父から来ていた
言葉がガツンと打って元気が出た
「元気かい!!」と来たら「元気です!!」と返すのは条件反射。
母が「そういえばうちの子たちは幼稚園に行くのを嫌がって泣いたりしなかったわね。」と言えば
「うちの子は陽気なんだよな。」と返す父。
いえいえ、涙をこらえていたのかも知れませんよ。
だけどそう思われていると思うと陽気にならずにはいられない。
さて、
梅雨明けを待って3日と3晩干した梅がきれいな梅干しになった。
このご時世に梅干し。
3日3晩というのは、最初の3日は昼の日にさらし
夜は梅酢に戻し、あとの3日は夜露にさらし
昼は梅酢に戻す
その手間暇に先人の教えがある
この効果は、「酸と塩が中和し、風味が増し、梅がやわらかくなり、きれいな色の梅干しになる」ということだけれど
朝、屋上に梅を出すときの日の高さや夜、梅を出すときのまんまるお月さまと星空
昔から漫然と続く行為に自分の存在はどんどん小さくなって宇宙のちいさな星になって輝きます
今日もいい日です
2011年7月13日水曜日
モモ
2011年6月28日火曜日
タミちゃんとアキちゃん
今晩はおいしいビールをいただいた
私の前にはタミちゃんとアキちゃんの双子の姉妹が座っている
とっても穏やかな二人
二人のお父さんの話
いつもタミちゃんを駅まで車で迎えに来てくれる
だからそれまでお酒を飲まないで待っているお父さん
ある日連絡係のお母さんの携帯電話が通じなくてタミちゃんは歩いてとことこ帰った
「あれ、電話しなかったのかい?」と驚くお父さんに
お母さんを責める感じになるのはいやなので
「うん、今日はなんとなく歩いて帰ってみたの。」とタミちゃん
そしたらお父さん
「そうかい、じゃぁ今日は行かないよ。」
またある日のお父さん、お兄ちゃんの結婚が決まったのがうれしくて
「お父さん、100歳まで生きちゃうかもな。死ぬ気がしないな。」って言った
そして驚くタミちゃんに「迷惑?」
お父さ~ん。
私の前にはタミちゃんとアキちゃんの双子の姉妹が座っている
とっても穏やかな二人
二人のお父さんの話
いつもタミちゃんを駅まで車で迎えに来てくれる
だからそれまでお酒を飲まないで待っているお父さん
ある日連絡係のお母さんの携帯電話が通じなくてタミちゃんは歩いてとことこ帰った
「あれ、電話しなかったのかい?」と驚くお父さんに
お母さんを責める感じになるのはいやなので
「うん、今日はなんとなく歩いて帰ってみたの。」とタミちゃん
そしたらお父さん
「そうかい、じゃぁ今日は行かないよ。」
またある日のお父さん、お兄ちゃんの結婚が決まったのがうれしくて
「お父さん、100歳まで生きちゃうかもな。死ぬ気がしないな。」って言った
そして驚くタミちゃんに「迷惑?」
お父さ~ん。
2011年6月26日日曜日
カトウセイシロウくん
スーパー人気キッズ カトウセイシロウくんに会った
インタビューのカメラマンとして。
黒いミニスカートの私を上目づかいで警戒するようにじーっと見てる
そのうちリラックスしていっぱい笑った
かわいー
ちいさーい
くろーい(日焼けしてる)
夢は野球選手とサッカー選手と忍者 だっけ?
今度の映画は忍者役なのね
いろんな忍法を使いたいのだそう
インタビューが終わって窓で撮影
「雨が降ってきた」との誰かの言葉に
「ほんと!?さっきまであんなに晴れてたのに?」と空を見上げたところをパチリ
今日いちばんのショット
「ぼく雨を止められるよ。でも集中するから一日2,3回くらいしかできない。」
君はもう十分忍者のようです
かっこいい大人になってください
またいつか会おう
握手をした掌はまだふにゃふにゃだった
インタビューのカメラマンとして。
黒いミニスカートの私を上目づかいで警戒するようにじーっと見てる
そのうちリラックスしていっぱい笑った
かわいー
ちいさーい
くろーい(日焼けしてる)
夢は野球選手とサッカー選手と忍者 だっけ?
今度の映画は忍者役なのね
いろんな忍法を使いたいのだそう
インタビューが終わって窓で撮影
「雨が降ってきた」との誰かの言葉に
「ほんと!?さっきまであんなに晴れてたのに?」と空を見上げたところをパチリ
今日いちばんのショット
「ぼく雨を止められるよ。でも集中するから一日2,3回くらいしかできない。」
君はもう十分忍者のようです
かっこいい大人になってください
またいつか会おう
握手をした掌はまだふにゃふにゃだった
2011年6月3日金曜日
いちごのホットケーキ
2011年5月29日日曜日
おいしくできました

今日は一日雨。時折大粒の雨。
梅雨入りど真ん中。
それでも洗濯をしないと明日の洗濯物が多くなるので洗濯をする。
部屋の中に洗剤のいい香りが満ちる。
湿度100%を超えてても洗濯物が少しずつ乾くのが不思議。
ラジオを聞きながら服に空いた穴を繕う。
上手にできた。
それから日課の大井町線探訪(今年いっぱいの宿題。ご参照→http://blog.goo.ne.jp/ooimachiko)
雨が激しすぎて傘の頂点から軸を伝って持ち手に水が滴る。どしどし塗れる手。
突然だけれど、最近思うのは全部つながっているということ。
今思うことや感じる気分、動作すべて、地球全部がつながってる。
パパが風邪気味だったりママが腰を痛めたりそれも私とつながっている。
地球の揺らぎも私につながっている。
だからなるべく真面目に注意深くきちんと生きていこうと思っている。
人を傷つけないように。待たせないように。
それでも怠け心に負けたり感情に揺れたりするんだけど。
夕飯が美味しくできたので写真に撮った。
2011年5月12日木曜日
タイ+ゆき+カウンター

ゆっことタイジローさんが部屋を見て
このキッチンの角にカウンターを作ってくれた
手前の板は持ち上げるとカウンターが延長する仕組み
このカウンターが来てから家に帰ると木の香りが迎えてくれる
幸せ
ありがとう
車で移動中
運転するタイジローさんの背中を見ながら
ゆっこと後部座席で話した
赤ちゃんの住む大きなお腹をなでさすりながらゆっこが言う
「タイジローがね、黒髪じゃなきゃだめだって怒ってたんだよ。」
去年の春にメッシュを入れた私の髪は伸び
今はチョコレートの中にたまにキャラメルリボンが見える程度
運転するタイジローさんは無口
タイジローさんとゆっこを交互に見ながら私は思った
いつも見ていてくれてありがとう
二人がこれからお父さんとお母さんになって
やがておじいさんとおばあさんになるまで
私も二人を見てるよ
これからもどうぞよろしくね
2011年4月28日木曜日
今日も福の神だよ
今日もカフェ本の取材
まずは上尾の「カフェダイニング・カルモ」
開店の11時からお客さんが絶えない
50坪の店内、常に満席
厨房は大忙し
「大繁盛ですね」と言うと
「なんだか呼びこんでいただいたみたいで」
また福の神だよ
私が行くところ皆さん満席大入りに大注意です
次は熊谷の「シナモンカフェ」
シナモンロールの美味しいお店
シナモンロール大好きー!大興奮。発奮。
幸せな時を過ごしました
カフェ取材、全6件やりましたが
どのカフェの店長も初めて会うとは思えない人たちで
なんだろうこの感じ、、、と首をかしげています
いろいろと興奮したおかげで
疲れきってまたへろへろと部屋に戻り
1杯のワインを飲み
もう眠くなっています
外は風の強いうなり
今日高崎から熊谷まで新幹線に乗ると
新幹線と競争するように風で煽られた土煙が目の前の風景を次々に飲みこんで行った
飲まれた田畑や家は土煙に消えた
津波の映像を思い出した
自然が一番怖い
風よ静まれ
怒りを沈めて
お願い
まずは上尾の「カフェダイニング・カルモ」
開店の11時からお客さんが絶えない
50坪の店内、常に満席
厨房は大忙し
「大繁盛ですね」と言うと
「なんだか呼びこんでいただいたみたいで」
また福の神だよ
私が行くところ皆さん満席大入りに大注意です
次は熊谷の「シナモンカフェ」
シナモンロールの美味しいお店
シナモンロール大好きー!大興奮。発奮。
幸せな時を過ごしました
カフェ取材、全6件やりましたが
どのカフェの店長も初めて会うとは思えない人たちで
なんだろうこの感じ、、、と首をかしげています
いろいろと興奮したおかげで
疲れきってまたへろへろと部屋に戻り
1杯のワインを飲み
もう眠くなっています
外は風の強いうなり
今日高崎から熊谷まで新幹線に乗ると
新幹線と競争するように風で煽られた土煙が目の前の風景を次々に飲みこんで行った
飲まれた田畑や家は土煙に消えた
津波の映像を思い出した
自然が一番怖い
風よ静まれ
怒りを沈めて
お願い
2011年4月26日火曜日
福の神だよ
今日はカフェ本のためのカフェ取材
写真と文を書くので大急ぎの大汗
でも楽しい
カフェが大好き
1件目は熊谷の「ショコラティエ・アヌーク」
撮影のためにホットショコラを作ってくれる
店中にチョコレートの香り
あぁ幸せ
そしてそれを撮影後にいただく
おみやげまでいただいてリュックの中にチョコレートを詰めて
ニコニコと鼻歌を歌いながら次の取材へ向かう
2件目は北本の「ギャラリー&カフェやいち」
いろいろな雑誌に載っているのでもう撮りつくされているかなと思ったけれど
どの雑誌に載っている写真よりも実物は素敵で
悪いけど、なんだ写真へたくそと思った
撮影より1時間早く着いてしまってお腹も空いたので
2時に入店。お昼を食べる。
だんだんお客さんが増えてきてついに満席になった。
「大繁盛ですね」とオーナーに言うと
「今日は福の神が来てるからね」とにやりと笑った。
えへ。福の神だよ。
うれしくなった。いつもそうだといいのに。
写真を撮って話を聞いて、ごちそうになって
駅に着いたら6時を過ぎていた。
4時間も経っていた!長居しすぎに反省。
へろへろと部屋に帰り着き
土鍋のご飯炊きに初挑戦
中学生の時に誰かから誕生日プレゼントにもらったキャラクターグッズの一人用の土鍋
母が引っ越しの荷物に忍ばせてくれた
最初ぶくぶくと吹きこぼれつつも美しく炊きあがり
感動した
土鍋が長い年月を経て活躍したことに
そしてご飯がこんなに美味しいことに
縄文人を通り越して弥生人になった気がした
写真と文を書くので大急ぎの大汗
でも楽しい
カフェが大好き
1件目は熊谷の「ショコラティエ・アヌーク」
撮影のためにホットショコラを作ってくれる
店中にチョコレートの香り
あぁ幸せ
そしてそれを撮影後にいただく
おみやげまでいただいてリュックの中にチョコレートを詰めて
ニコニコと鼻歌を歌いながら次の取材へ向かう
2件目は北本の「ギャラリー&カフェやいち」
いろいろな雑誌に載っているのでもう撮りつくされているかなと思ったけれど
どの雑誌に載っている写真よりも実物は素敵で
悪いけど、なんだ写真へたくそと思った
撮影より1時間早く着いてしまってお腹も空いたので
2時に入店。お昼を食べる。
だんだんお客さんが増えてきてついに満席になった。
「大繁盛ですね」とオーナーに言うと
「今日は福の神が来てるからね」とにやりと笑った。
えへ。福の神だよ。
うれしくなった。いつもそうだといいのに。
写真を撮って話を聞いて、ごちそうになって
駅に着いたら6時を過ぎていた。
4時間も経っていた!長居しすぎに反省。
へろへろと部屋に帰り着き
土鍋のご飯炊きに初挑戦
中学生の時に誰かから誕生日プレゼントにもらったキャラクターグッズの一人用の土鍋
母が引っ越しの荷物に忍ばせてくれた
最初ぶくぶくと吹きこぼれつつも美しく炊きあがり
感動した
土鍋が長い年月を経て活躍したことに
そしてご飯がこんなに美味しいことに
縄文人を通り越して弥生人になった気がした
2011年4月24日日曜日
エリツィン
今日はエリツィンがえりかちゃんと来てくれた
新しいお部屋に初めてのお客さま
やったー 乾杯!
何もないけどあるものを総動員して
おみやげにいただいた美味しいものを食べて飲んで
とっても楽しい時間を過ごした
そういえば今日銀行のATMで
隣の人が「早く死んじゃいたいな、もう」とつぶやいた
一度目は空耳かなと思った
二度目ははっきり聞こえた
「あぁもう早く死んじゃいたいな」
な!と私の血は沸き立った
なんてことを言うんだろうと
その人の背中を見た
とても背が高い、白髪交じりの背中
おいしっかりしろよ とその背中に向かって思った
そんなに大きく成長したのになんてこと言うんだ
本当はその背中にグーでパンチしたかった
生きているのに死んじゃいたいと思うことはあると思う
だけどせっかく生きているのにそんなことは言ってほしくない
生きていたいと思ったって死んじゃいたいと思ったって
寿命はいつか来る
私はちゃんと生き抜きたい
田中好子さんのことを思う
笑顔しか思い出せない
そんな風に私も生きたい
生きていこうよ
新しいお部屋に初めてのお客さま
やったー 乾杯!
何もないけどあるものを総動員して
おみやげにいただいた美味しいものを食べて飲んで
とっても楽しい時間を過ごした
そういえば今日銀行のATMで
隣の人が「早く死んじゃいたいな、もう」とつぶやいた
一度目は空耳かなと思った
二度目ははっきり聞こえた
「あぁもう早く死んじゃいたいな」
な!と私の血は沸き立った
なんてことを言うんだろうと
その人の背中を見た
とても背が高い、白髪交じりの背中
おいしっかりしろよ とその背中に向かって思った
そんなに大きく成長したのになんてこと言うんだ
本当はその背中にグーでパンチしたかった
生きているのに死んじゃいたいと思うことはあると思う
だけどせっかく生きているのにそんなことは言ってほしくない
生きていたいと思ったって死んじゃいたいと思ったって
寿命はいつか来る
私はちゃんと生き抜きたい
田中好子さんのことを思う
笑顔しか思い出せない
そんな風に私も生きたい
生きていこうよ
2011年4月16日土曜日
Sunset
2011年4月13日水曜日
ゆ~らゆ~ら
地震だ。また揺れている
引っ越しから1週間
新居の揺れ具合にももう慣れた
ここは優雅にゆ~らゆ~ら揺れる
笑ってるみたいに揺れる
だからあまり怖くない
毎日新しいことづくし
昨日は初めて洗濯をした
みんなで使う洗濯機は懐かしの二層式
洗いと脱水の二層になっている
一週間分の洗濯物はほとんどが手ぬぐい(乾きにくいタオルよりも重宝)
だけど洗濯機はほどほどいっぱいになった
じゃぶじゃぶ回転する洗濯機をじっと見つめる
すすぎを二度繰り返すと水がきれいになったので脱水層へずっしりと重い洗濯物を移しかえる
いざ脱水すると「タントントン!タントントン!」と大きな音をたててのんびりまわりだした
脱水してるとはとても思えない
しかも近所中に響くような音
リセットして何度繰り返しても同じ
「タン!トン!トン!」うるさい
もしかしたら量が多すぎたのかもしれない
洗濯物を3分の一に分けてゴムのまるい飛ぶ出し防止蓋でむぎゅーっと押さえる
すると「キュルリルリルリーーーーン」とすごい速さで脱水し始めた
光速。
ホースから脱水された水がぴゃ~と出てあっという間に脱水できた
さっきのずっしり重かった洗濯物は軽くなり心も軽い
生活のひとつひとつの作業が尊い
すべてが自分に返ってくる
いと楽し
2011年4月7日木曜日
門出
「さぁ今日は壮行会だ、飲もうか。」と台所へやってきた父。
「ちょっと待って。」と言う母に
「ちょっと待って、車は急に止まれない。」と父は拍子をつける。
こんなやり取りを聞く日常も今日までかと思う私。
父と私はビール、母は甘いカルーアミルクで乾杯をする。
なんと言って乾杯したのか忘れたが私はただただ「ありがとうございます」の気持ちで頭を下げた。
こんな風にこの家を出ていくなんて想像しなかった。けれど進むべき道は独りでにできていくものでそれに従ったらこうなった。
家族の中でお酒を飲むのは父と私だけ。
「ひとりであんまりお酒を飲みすぎるなよ。
ひとりっていうのは、自分を自分でコントロールしなきゃならない。
本質が出るんだ。」
明日から自分を律する厳しい毎日が待っている。
きっと楽しいはず。
とにかくたくさん働こう。
楽しくがんばっていこう。
2011年3月21日月曜日
参上!


お彼岸は雨の予報だったので
家族で一日早いお彼岸のお墓参りをした
歩く私の横に颯爽と正義の味方が参上した
家族で一日早いお彼岸のお墓参りをした
歩く私の横に颯爽と正義の味方が参上した
とても無敵のように見えた
しかもかわいい
地震の時ひとりぼっちだった家に
偶然だが香港に住む姉が一時帰国
そして地震前日からスペインに行っていた両親が帰国
救われた家族と離れて東京にひとりで住む人たちのことを思う
どうか誰かと繋がっていてほしいと思う
放射能のことが心配で姉や両親が帰国するべきではないかもしれないとメールを送った
姉は「とりあえず帰ります」と帰ってきた
母は帰国後「家族みんなが一緒なら死んじゃってもいいよねってパパと話したのよ」と言った
なぬーーー!?と思ったが
そもそもそういう両親のもとに生まれた私だったと思うことにした
それに仙台には妹がいる
不自由な生活の中でたくましくやっている
好意で無料で営業していた美容室で長かった髪を短く切ってもらったという
妹を置いてどこかへ逃げるわけにはいかない
生きることは楽しい
いろんな人といろんな話をしたい
いつか家族を持ちたい
2011年3月17日木曜日
2011年3月16日水曜日
ほくほくさつまいも

地震の次の日に帰宅した時の家の様子は
空き巣に入られた時の記憶を思い出せた
今回は見えざる大きな手が引き起こしたことだというのが違う点
大体は棚の上の軽いものが落ちていた
滑りのよい引き出しは少し前へ出ていた
壁にかけた額は傾いていた
何かが少しずつ違うような家の様子
次の日の仕事に備えて準備をしていたが
キャンセルの連絡が入る
交通が大混乱
原発の事故のニュース
事態は関東でもやさしくなさそうだと感じた
次の日も「無理して来なくていい」と仕事がキャンセル
地震のニュースをずっとつけて情報を絶やさずにいた
そのせいか落ち着かず不安感にかられ
たくさん食べたり
地震で落ちたものなどを片づけられずに2日が過ぎた
ぼんやり横になったりした
これからどうなるんだろう 日本? 私。
その次の日も外へ出る仕事はなかったが
家の中で画像を処理し郵送した
世間との関わりを再開したせいか少し気分が上がり
料理をすることにした
常備菜を作っておこう
ひじきの煮物、きつね色に揚げたさつまいもで大学芋、それから小豆を煮てあんこを作った
どれも好きなものばかり
こんな時はきっとみんな自分の一番好きなことをしてる
大好きなあの人は歌を作っているだろうし
お腹に新しい命を宿したあの人はお腹を優しくなでているだろう
私は料理を作る 写真を撮りたいとは思わなかった
ニュースを見るのはほどほどにして
じっと心に耳を傾ける
自分の生きる力を信じること
みんなの生きる力を信じること
心が折れそうなときはしばしぼんやりした後に大好きなことをするといいね
2011年3月13日日曜日
122(ワン・ツー・ツー)をひたすら行け
地震があった時、取材から社に戻ってエレベーターホールでボタンを押していた
いつも点くはずのボタンの明りが点かない
何度も押す 「故障かな?この忙しい時に」と思った
するとビルの壁やガラスの扉がゆ~らゆ~ら揺れだした
あ、まずい 来るぞ
天井の高いエレベーターホールもエントランスもガラスに囲まれて
逃げる場所が見当たらない
ガラスではない壁に身を寄せて
受付嬢と手を取り合ってうずくまった
警備員さんが「ガラスから離れてください!」と叫ぶ
しかしここはガラスだらけ
天井のガラスが今にも落ちてきそうに思えた
これが最期の時なのかとか考えた
揺れは長く長く続いた 揺れよ止まれと念じた
揺れがおさまって早く職場に戻らなければと
私はまたエレベーターのボタンを押した
来るはずもない もちろん明りも点かない
機材を担いで階段を上がる
災害とはこういうことかと知る
写真部では既に陸路で仙台へ向かう第一班が出発
続いて第二班は空路、東京のヘリコプターがだめなら大阪から
日没が近い、それならセスナか
とにかくいち早く現場に一人でも多くたどり着くこと
テレビでは田園地帯を大きな水の塊が飲みこんでいく
ゆっくりと確実に不気味に 車も家屋も橋も道路も
押し寄せ積み上げられた白い車の山から火の手が上がる
余震は続く
朝を迎えて都内では電車が動き出したという情報
11時過ぎに上野駅に到着
電車が動いていても乗れるとは限らない
上野駅は蛇のうろこのように人人人の頭が通路から階段の上まで埋め尽くしている
こんなところにいられない 堪らなくなって歩きだした
いい天気でよかった
上野駅からまっすぐ北上、鴬谷駅そばの交番で家までの道を訊く
「それなら122(ワン・ツー・ツー)だな」とおまわりさん
ひたすら行って、ところどころに駅があるから乗れそうなら電車に乗りなさい
122は家につながっている
道は必ずどこかに続いている
私はきっと大丈夫だ
いつも点くはずのボタンの明りが点かない
何度も押す 「故障かな?この忙しい時に」と思った
するとビルの壁やガラスの扉がゆ~らゆ~ら揺れだした
あ、まずい 来るぞ
天井の高いエレベーターホールもエントランスもガラスに囲まれて
逃げる場所が見当たらない
ガラスではない壁に身を寄せて
受付嬢と手を取り合ってうずくまった
警備員さんが「ガラスから離れてください!」と叫ぶ
しかしここはガラスだらけ
天井のガラスが今にも落ちてきそうに思えた
これが最期の時なのかとか考えた
揺れは長く長く続いた 揺れよ止まれと念じた
揺れがおさまって早く職場に戻らなければと
私はまたエレベーターのボタンを押した
来るはずもない もちろん明りも点かない
機材を担いで階段を上がる
災害とはこういうことかと知る
写真部では既に陸路で仙台へ向かう第一班が出発
続いて第二班は空路、東京のヘリコプターがだめなら大阪から
日没が近い、それならセスナか
とにかくいち早く現場に一人でも多くたどり着くこと
テレビでは田園地帯を大きな水の塊が飲みこんでいく
ゆっくりと確実に不気味に 車も家屋も橋も道路も
押し寄せ積み上げられた白い車の山から火の手が上がる
余震は続く
朝を迎えて都内では電車が動き出したという情報
11時過ぎに上野駅に到着
電車が動いていても乗れるとは限らない
上野駅は蛇のうろこのように人人人の頭が通路から階段の上まで埋め尽くしている
こんなところにいられない 堪らなくなって歩きだした
いい天気でよかった
上野駅からまっすぐ北上、鴬谷駅そばの交番で家までの道を訊く
「それなら122(ワン・ツー・ツー)だな」とおまわりさん
ひたすら行って、ところどころに駅があるから乗れそうなら電車に乗りなさい
122は家につながっている
道は必ずどこかに続いている
私はきっと大丈夫だ
2011年3月4日金曜日
デモなどない。お前どこで見た。

先日新聞の見出しを見て笑ってしまった。
リビアのカダフィ大佐が言ったという言葉。
「デモなどない。お前どこで見たんだ。国民はみな私を愛している。」
もうずいぶん前にリビアから来た使節団の写真を撮ったことがあった。
車で移動中、宗教の話になった。彼らはイスラム教を信じている。
アッラーは太陽、唯一の神でそれ以外の神などありえない。
アッラーを信じないとしたら君は一体何を信じているんだ?
私は私の中をひととき見渡して日本人代表としてどう答えようか考えた。
自然?八百万の神?どれも違う気がした。
「myself」とぽろっと答えた私に
今まで聞いたこともないナンセンスを目の当たりにしたという風に目を剥いた毛深い顔を時々思い出し私はほくそ笑む。
信じることはすばらしいし誰にも止められない
(写真は博多のにわかせんぺい)
2011年2月25日金曜日
ニーナのフルーツ盛り
2011年2月19日土曜日
明日館の夜




明日館は自由学園誕生当時の校舎です
「みょうにちかん」と読むようですが私はいつも「あしたかん」と読みます
フランク・ロイド・ライトの設計した建物で
シンプルかつ重厚
その明日館で暖炉に火を灯しコエドビールを飲む会がありました
暖炉の火が乾いた薪をぱちぱちと鳴らし
常温のビールは味深く
ケータリングのお料理はビールを使ったポトフや骨付き肉から削いでもらうハム
ビールのシフォンケーキも。
途中で抜けて仕事に向かった私は燃えた木の香りをまとっていて
なんだか豊かな気持ちに胸が膨らみました
ビールのおかげかシャッター音も無駄に気前よく鳴りました
ライトといえばシカゴのオークパークにどっしりとした自邸が残っていて
高校生の頃にそこを訪れて感動した私は建築家を夢見たものでした
むかしむかしのお話
2011年2月18日金曜日
食いしんぼう
2011年2月12日土曜日
雪の日に帽子が届くうれしさよ
2011年2月9日水曜日
雪だった

朝は雪がたくさん降っていて
払っても払ってもコートやバッグや傘に降り積もった
と思えば昼には晴れていた
そんな狂った天気のせいか私は少し不機嫌で
撮影を急かす担当者にむかむかした
ただでさえ撮影は5分もないのに
レンズを換えに行った私に
「あと何枚ですか?」と聞く
あと何枚。あと何枚?知りますか。
「あともうちょっとです」と答えた
素敵な目をした素敵な人を撮ったのに
素敵に撮れた気がしなかった
情けなかった
家に帰ってすぐに長靴を洗った
それから
部屋に上がって窓をぴかぴかに磨いた
体温が上がって熱くなった
また出かけたくなって赤いコートを着てまた出かけた
帰ったら出かけた時と同じように
炬燵で両親がおしゃべりをしていて
それから夕飯の支度が始まって
いつもの時間の流れ
ありがたい
けれど甘えてばかりもいられないなと思う
2011年2月8日火曜日
コーヒーとどらやき
2011年1月22日土曜日
POPO
2011年1月20日木曜日
HERB and DOROTHY

渋谷のイメージフォーラム
映画を見た。「ハーブ&ドロシー」
佐々木芽生監督が撮ったNYの素敵な夫婦のドキュメンタリー
アート好きな夫婦がこつこつと買い集めたアート作品
いつのまにか美術館が欲しがるほどのコレクションになりました
今では巨匠と言われる人たち(リチャード・タトルとか)が無名の頃の作品を生活費の範囲内で
そしてアパートの部屋に収まるサイズ内で集めた
その合理的で地道な基準と、アーティストと末長く付き合う姿勢
アパートの壁に飾られた作品は現代アートでほとんど意味不明
それでも「一緒に暮らすうちに愛着が湧いてくる」と言う
アートは分かりにくくてもいいのだ
一緒に暮らしているうちに好きになっていくものなのだ
ちょっと勇気がわいてきた
イメージフォーラムでは開演ぎりぎりまで本を読んでる人が多かった
その気持ちがわかる
なぜなら今面白い本を読んでいるから。
電車に乗るのも楽しみ
すぐに本を広げて頭からダイブする
そうそう!
今日写真「トイレット」の額が出来上がり晴れて完成となりました。
乙女二人が顔を突き合わせて最後までプリントをどちらにするか悩んだ結果(2枚の違いは微妙な色とトリミングの違い)
決定打は「こちらの方がこの女の人が笑ってるように見える」というもの
そういうことを渾身の力で絞り出す作業を私は愛しています
それは世の中のためにはなっていなくても。
額はトイレ賛歌の大合唱で一目で大好きになりました
必見です
井の頭線新代田駅前のライブハウスFEVERのカフェPOPOで常設展示販売しますので(いつまでか未定)
フラリとお越しくださいませ
大寒。
2011年1月17日月曜日
2011年1月14日金曜日
若葉
築地で時々朝ごはんを食べる
いつも行く定食屋「かとう」が今日は団体客で満員
のれんの隙間から覗くとずらっとマダム達のお尻が並んでいる
「食べ物は出ているか?」によって待つか待たないかを決める
テーブルの上、まだ誰にも食べ物は出ていない
お店の人の気持ちになりちょっとぞっとする
これからあの人数分の朝ごはんをいっぺんに出すのだ
「かとう」を諦め「若葉」に行く
立ち食いのラーメン屋さん
かつおだしのスープと細いちりちりの麺がさっぱりとして美味しい
ラーメンの湯気で一気に温まり、鼻水が出る
ラーメンをすすりながら朝日の当たるビル群を眺めつつ「阪神大震災から16年」と話す
あれからもう16年。
あの時私は大学生で新宿の駅前で友人たちと募金活動をした
心優しい人たちがお金を落としてくれる中2人の人に
「そんなことをしても被災者は救われない」となじられた
そうだよなーという気持ちとそうだけどーという気持ちと
だけど何もしないよりはよかったと16年後の私は思っている
今度は「戦後の子供たちは貧しかったけど明るかったよ」という話になった
そこまで遡ると私には想像するしかない
明るい子供たちは希望だ
暗い顔なんて見たくない
青空の下ただただ笑っていたいと願う
人生という時間があっという間ならなおさらだ
いつも行く定食屋「かとう」が今日は団体客で満員
のれんの隙間から覗くとずらっとマダム達のお尻が並んでいる
「食べ物は出ているか?」によって待つか待たないかを決める
テーブルの上、まだ誰にも食べ物は出ていない
お店の人の気持ちになりちょっとぞっとする
これからあの人数分の朝ごはんをいっぺんに出すのだ
「かとう」を諦め「若葉」に行く
立ち食いのラーメン屋さん
かつおだしのスープと細いちりちりの麺がさっぱりとして美味しい
ラーメンの湯気で一気に温まり、鼻水が出る
ラーメンをすすりながら朝日の当たるビル群を眺めつつ「阪神大震災から16年」と話す
あれからもう16年。
あの時私は大学生で新宿の駅前で友人たちと募金活動をした
心優しい人たちがお金を落としてくれる中2人の人に
「そんなことをしても被災者は救われない」となじられた
そうだよなーという気持ちとそうだけどーという気持ちと
だけど何もしないよりはよかったと16年後の私は思っている
今度は「戦後の子供たちは貧しかったけど明るかったよ」という話になった
そこまで遡ると私には想像するしかない
明るい子供たちは希望だ
暗い顔なんて見たくない
青空の下ただただ笑っていたいと願う
人生という時間があっという間ならなおさらだ
2011年1月7日金曜日
snooty fox
しゃんと恵比寿の写真美術館に行った
新旧スナップショットの展示
最高に素敵な写真達
カルティエ・ブレッソンは
「絵画は瞑想、写真は短剣の一撃」
と言ったと聞くが、スナップショットこそ写真らしい
短剣の一撃は見る人の心にもすーっと刺さる 気づくよりも先に
スナップショットに魅せられた私たちは
恵比寿からぶらぶらと渋谷までそぞろ歩く
からからになったアジサイと民家のクリーム色の窓
すすけた日本家屋の入口にハイカラな白黄ストライプのひさし
その上の壁にはそこにかつてあった出窓の跡なのか
グレーの壁の一部だけ白いTシャツのようなかたちが残されている
二つの小さな窓がTシャツのちっちゃい胸ポケットみたい
やがて渋谷の赤ちょうちん
ちょうちんの前でしゃんは私を撮って「似合う」と言って笑った
窓から見る店内の人々はまるで映画のようだった
いつのまにか2人でカメラを首からぶら下げて興味津津の目で街を狙っている
おもしろい2人 本当に楽しい時間だった
川のそばの小さなバーの看板「snooty fox」に「おもしろい看板」と反応してしゃんはカメラを向ける
「snootyってなに?」と聞くと
「お高くとまった」とお高いしゃんが答える
snooty fox
いい感じ
新旧スナップショットの展示
最高に素敵な写真達
カルティエ・ブレッソンは
「絵画は瞑想、写真は短剣の一撃」
と言ったと聞くが、スナップショットこそ写真らしい
短剣の一撃は見る人の心にもすーっと刺さる 気づくよりも先に
スナップショットに魅せられた私たちは
恵比寿からぶらぶらと渋谷までそぞろ歩く
からからになったアジサイと民家のクリーム色の窓
すすけた日本家屋の入口にハイカラな白黄ストライプのひさし
その上の壁にはそこにかつてあった出窓の跡なのか
グレーの壁の一部だけ白いTシャツのようなかたちが残されている
二つの小さな窓がTシャツのちっちゃい胸ポケットみたい
やがて渋谷の赤ちょうちん
ちょうちんの前でしゃんは私を撮って「似合う」と言って笑った
窓から見る店内の人々はまるで映画のようだった
いつのまにか2人でカメラを首からぶら下げて興味津津の目で街を狙っている
おもしろい2人 本当に楽しい時間だった
川のそばの小さなバーの看板「snooty fox」に「おもしろい看板」と反応してしゃんはカメラを向ける
「snootyってなに?」と聞くと
「お高くとまった」とお高いしゃんが答える
snooty fox
いい感じ
2011年1月4日火曜日
新年
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
今年は家族で次々に体調を崩すお正月。
元日に母。気持ち悪いと言って大好きなコーヒーを残す。これは一大事。
2日に私。夜じゅう苦しみ、3日はぼーっと過ごす。
3日は妹。こたつでぐるぐる苦しむ。
そして今日4日は父。朝から不調。
元日に真っ先に不調になり真っ先に治った母は今日はプールに泳ぎに行った。
得意げに自分のことを指して「敏感敏感。」とご満悦。
これで今年の厄落としになったかな。
みんな元気にがんばっていこう。
今年もよろしくお願いします。
今年は家族で次々に体調を崩すお正月。
元日に母。気持ち悪いと言って大好きなコーヒーを残す。これは一大事。
2日に私。夜じゅう苦しみ、3日はぼーっと過ごす。
3日は妹。こたつでぐるぐる苦しむ。
そして今日4日は父。朝から不調。
元日に真っ先に不調になり真っ先に治った母は今日はプールに泳ぎに行った。
得意げに自分のことを指して「敏感敏感。」とご満悦。
これで今年の厄落としになったかな。
みんな元気にがんばっていこう。
2010年12月31日金曜日
笑う門には福来る
まもなく今年が終わります
大掃除を終えて夕方街に出たら
5~6人の男子のグループが何組も目につきました
これから年越しを一緒にするといった感じでリュックを背負って。
男子は私には永遠に謎。
いつもより早くひっそりとした通りを歩きながら
あぁ今年はいい年だったなと思ってしまった
自分でも不思議。
とにかく必死に暴れ馬にしがみついてがんばったような一年でした
だからかな
なんでもきっとがんばることはいいことで
後にはいい思い出しか残らないのでしょう
この調子で来年もがんばりますので
どうぞよろしくお願いいたします。
よいお年を。
大掃除を終えて夕方街に出たら
5~6人の男子のグループが何組も目につきました
これから年越しを一緒にするといった感じでリュックを背負って。
男子は私には永遠に謎。
いつもより早くひっそりとした通りを歩きながら
あぁ今年はいい年だったなと思ってしまった
自分でも不思議。
とにかく必死に暴れ馬にしがみついてがんばったような一年でした
だからかな
なんでもきっとがんばることはいいことで
後にはいい思い出しか残らないのでしょう
この調子で来年もがんばりますので
どうぞよろしくお願いいたします。
よいお年を。
2010年12月29日水曜日
白うさぎ
大好きなしゃんが帰ってきた!
と言っても一時帰国。
大好きなんて言えないほど実は尊敬している。
今はニューヨークに住んでばりばり働いているけれど
(と見せかけてよくティーブレイクをしているらしいけど)
来年はフィンランドに引っ越す。
フィンランドー!
私が今一番行きたい国フィンランド。
そこにしゃんが引っ越すとはなんという偶然!運命?
しゃんはいつも爆弾的な発言をして私をくるくる惑わす。
昨日も私のいつか仕事をしたい夢の雑誌について話していると
「あの雑誌の写真はいいけど、記事が、、、なんていうの?、、、白痴?」
毎回その雑誌を愛するあまり隅々まで熟読している私は度肝を抜かれた。
え?え?どの辺が?と聞いたけれど結局しゃんの崇高な思考には届くことができず未解決のまま私はいまだに首をかしげている。
さすが、しゃん。
そのほかにもいろいろと面白いことを言ってたけれどここに書いたら怒られそうなのでこの辺にしておこう。
とにかく今年最後に会えたことがなによりうれしかった。
お帰り、しゃん。
と言っても一時帰国。
大好きなんて言えないほど実は尊敬している。
今はニューヨークに住んでばりばり働いているけれど
(と見せかけてよくティーブレイクをしているらしいけど)
来年はフィンランドに引っ越す。
フィンランドー!
私が今一番行きたい国フィンランド。
そこにしゃんが引っ越すとはなんという偶然!運命?
しゃんはいつも爆弾的な発言をして私をくるくる惑わす。
昨日も私のいつか仕事をしたい夢の雑誌について話していると
「あの雑誌の写真はいいけど、記事が、、、なんていうの?、、、白痴?」
毎回その雑誌を愛するあまり隅々まで熟読している私は度肝を抜かれた。
え?え?どの辺が?と聞いたけれど結局しゃんの崇高な思考には届くことができず未解決のまま私はいまだに首をかしげている。
さすが、しゃん。
そのほかにもいろいろと面白いことを言ってたけれどここに書いたら怒られそうなのでこの辺にしておこう。
とにかく今年最後に会えたことがなによりうれしかった。
お帰り、しゃん。
2010年12月27日月曜日
クリスマス・イヴ
クリスマス・イヴは上野家にお邪魔した
この家の次女のキヨリは古い友達でこの冬はローマにいて帰ってこない
だけどよかったらご一緒に、とご家族にお誘いいただいてとてもうれしかった
仕事帰りに吉祥寺の駅で四女のカンちゃんと待ち合わせる
長身の彼女は遠くからでもすぐに分かる
一段と美しくなっていてまぶしく輝いて見える
クリスマス・イヴの夜は一段と冷えてきた
タクシーを待つ間立ち話をする
「展覧会のお礼のはがきの詩がとてもよかったです。」とカンちゃんが言う
夏の展覧会に来ていただいた方にお送りした葉書に書いた詩のこと
そんな時真冬の町に立つ私に真夏の記憶が盛り上がっていっぱいになる
つらく悲しかった夏のことを思い出し、詩を誉めてもらったうれしさとない交ぜになって涙が出てきた
「なんか思い出してしまった。」と涙をふくと
驚くカンちゃんの目にも涙が。姉妹そろって涙もろい。
気を取り直してタクシーで暖かなお宅へ到着
ろうそくに灯を点してシャンパンをあけディナーの始まり
マミーの手作りのお料理の美しく美味しいこと!
優しいイエローのにんじんスープ、鳥の丸焼きはホナミさんが解体の担当
アサカさんは日本人形のような微笑みを浮かべてる
相変わらず賑やかな上野家の美女たちに囲まれ
心が満たされた
離れていてもみんながキヨリを思い一緒に食卓についているようだった
離れていてもみんながキヨリを思い一緒に食卓についているようだった
駅からの道のりを急ぎ足で歩きながら長かった今年を思った
でもやっぱり幸せな私だった
これがその夏の詩
「蝉が地面でお腹を見せる頃
夏は上空で秋とにらめっこ
追いかけてくるはじまりの予感に
振り返るのはぐっとこらえて
ひとり笑いの新宿御苑」
今年もありがとうございました。
2010年12月8日水曜日
hand in hand

これは今展示中のけやきギャラリーの模様
氷川神社の参道に面しているので目の前を人が行き交い
木々の間から青空が覗き小鳥がさえずっています
いい空気
とてもいい場所ですがマンションギャラリーなので
一定期間を過ぎたらなくなるのでしょう
氷川神社と氷川参道は私にとって特別な場所で
通った小学校も参道沿いにあるし
駅へ向かう道のりは必ず参道を通ります
父が17歳の時に祖父は亡くなりましたが
その時に父の姉(私のおば)は「お父さんがすごい速さでお氷川さんに飛んで行った」
というようなことを言ったと聞きました
それを聞いて以来氷川神社はおじいちゃんの居る場所でもあります
だからここで展示ができたことは本当にうれしい
ありがとう おじいちゃん
2010年11月27日土曜日
2010年11月21日日曜日
宿題の卵
2010年11月18日木曜日
オリオンのベルト
オリオン座が出た
冬の星座だ
もう冬
ビバ冬
オリオン座を春でも夏でも空にいつも探す
春や夏には見えないオリオン座
オリオンの胴体を縁取る4つの星と
真中にオリオンのベルトの穴3つの星
今日は川越のCOEDOビールの工場見学に行った
工場は明らかな目的を持って存在しているだけに無駄なものが一切ない
美しい空間だった
そして樽から無ろ過のビールをいただいた
かりかりと弾ける生命を感じる活きのよさ
ビールとは思えないほど美味しかった
朝霧社長にインタビューをしてあまりのクリアマインドにこちらはぼーっとする
ビールのせいか
午後にもうひとつ撮影をして
夜はタバコジュースのライブ
キレキレのダンスにうねりのギター歌は耳ではなく心臓に突き刺さった
ライブの合間に
一番好きな食べ物がりんごだというサヤカちゃん
エリカちゃんはモモ
私?「納豆。」
確かに納豆は好きだけどなんで納豆と言ったのだろうと思ったら
今日の工場見学のために昨日は発酵食品を食べることが禁止だったのだ
いらない菌を工場に連れて行ってはいけないから
チーズやヨーグルトやキムチや味噌や納豆はだめ パンも発酵してる
そう考えたら食べるものが銀シャリだった
発酵食品が食べられないとどんなに味気ない生活かを知った
だからきっと納豆と言ったのだろう
ライブハウスではガチンコ異種格闘技が繰り広げられ
大音響に耐えられなくなったところで帰路に着く
余韻にぼんやりしながら空を見上げるとオリオン座
なんだかいいことがありそう
うがいをしに洗面台に行くと隣のお風呂から父が
「工場はいいだろ~?」とふやけた声を出した
うん、工場はいいね
冬の星座だ
もう冬
ビバ冬
オリオン座を春でも夏でも空にいつも探す
春や夏には見えないオリオン座
オリオンの胴体を縁取る4つの星と
真中にオリオンのベルトの穴3つの星
今日は川越のCOEDOビールの工場見学に行った
工場は明らかな目的を持って存在しているだけに無駄なものが一切ない
美しい空間だった
そして樽から無ろ過のビールをいただいた
かりかりと弾ける生命を感じる活きのよさ
ビールとは思えないほど美味しかった
朝霧社長にインタビューをしてあまりのクリアマインドにこちらはぼーっとする
ビールのせいか
午後にもうひとつ撮影をして
夜はタバコジュースのライブ
キレキレのダンスにうねりのギター歌は耳ではなく心臓に突き刺さった
ライブの合間に
一番好きな食べ物がりんごだというサヤカちゃん
エリカちゃんはモモ
私?「納豆。」
確かに納豆は好きだけどなんで納豆と言ったのだろうと思ったら
今日の工場見学のために昨日は発酵食品を食べることが禁止だったのだ
いらない菌を工場に連れて行ってはいけないから
チーズやヨーグルトやキムチや味噌や納豆はだめ パンも発酵してる
そう考えたら食べるものが銀シャリだった
発酵食品が食べられないとどんなに味気ない生活かを知った
だからきっと納豆と言ったのだろう
ライブハウスではガチンコ異種格闘技が繰り広げられ
大音響に耐えられなくなったところで帰路に着く
余韻にぼんやりしながら空を見上げるとオリオン座
なんだかいいことがありそう
うがいをしに洗面台に行くと隣のお風呂から父が
「工場はいいだろ~?」とふやけた声を出した
うん、工場はいいね
2010年11月13日土曜日
カルダモンとシナモンロールそして名峰

「カルダモンの殻をむき、中の実を粗く刻む」
と書いてある
シナモンロールを作ろうとしていた
カルダモンて何?と母に聞くと
「シナモンのことじゃない?」いやいやいや
辞書で調べると「香辛料の女王と呼ばれ…」とある
これはきっとなくてはならないのだろうと早速買いに出た
見つけたカルダモンはグリーンの房の中に黒くて固い種がにぎにぎ入っている
強烈な香り これはチャイの香り
フィンランドの定番というシナモンロールが焼けるのを待ちながら
フィンランドの旅行記を読む これ至福の時
幸せが心に満ちる 満月
先週の今頃は翌日谷川岳に向かう準備をしていた
ノリさんとヒロシさんと行く山行きは3回目
人の役割りをツッコミとボケで分けるなら突っ込む人不在の3人組 のはずだった。
谷川岳は見晴らしのいい山で11月頭にも関わらずお天気に恵まれた
頂上に近づくに連れて息が上がる
平坦な道は途中から垂直になり、土から石、そして岩に変わる
巨人の一段かと思えるような階段を上っているとヒロシさんの口から音楽が流れ出した
「ルールールルールー」
ずっこけた私は息を切らしながらも「なんでそんなにメローなの」とさすがに突っ込んだ
先を行くノリさんも「マーチとか行進曲とかの方がいいんじゃない?」
ヒロシさんいわくそれはNHKの「日本の名峰」のテーマ曲だという
その曲が自然と口をついて出てしまった
NHKの「日本の名峰」私は見たことがないしノリさんの家にはテレビがない
でもきっといい番組なんだろうねと納得
それでその番組はいつやってるの?と聞くと
「うんとね、夜すごい遅くか、朝すごい早く」
ノリさんと私は再び「いくらなんでもそのどちらかというのはどちらかわかるでしょう」と突っ込まざるをえなかった
しかし。
シナモンロールも無事焼けて、コーヒーと美味しくいただいた後にふと新聞のテレビ欄を見るとありました「日本の名峰」4:15。
ヒロシさんあなたは正しかった。
4:15。それはまさしく夜すごい遅くて朝すごい早くでありました。
この時間の「日本の名峰」のテーマ曲が歌えるなんてつくづくすごい。
2010年11月12日金曜日
トイレット
ハルコさんと楽しい打ち合わせをした
久しぶりのハルコさんは黒のタートルネックで相変わらず色っぽい
レストランのテラスでご飯を食べた後ハルコさんと光がきれいで「一枚写真を撮らせてください」と言うと
「ちょっと待って。口紅を塗るから。」とバッグを引き寄せた。色っぽい。
写真を見ながらの打ち合わせなので色がよく見えそうな温室のようなカフェに移動
ルーマニアの駅のトイレの入口小窓で女性がトイレットペーパーを売っている
女性は右手の指先で窓を押さえていてその指先はブラックベリー色のマニキュア
左手はほどんど見えないけれど読みかけの黄ばんだ本がちらりと見える
青色の制服のブロンドの女性
こんなところで写真に撮られちゃちょっと困るなという顔と微笑みの間
全体に水色の写真でとても気に入っている
FeverのPoPoのゆめさんが気に入ってくれてPoPoのトイレの脇に飾ることになりました
販売用なのだけど
自分で欲しいくらいなので売らないつもりの気持ちで額をハルコさんに頼むことにした
トイレらしいかわいい額のデザインをあれこれ考えるのはとても楽しい
トイレは便器や便座やふた あらゆる場所が丸くてかわいい
ノートにトイレの絵をいろいろ描いた
私が描いた和便器の絵をハルコさんは「それちょうだい」と言って携帯電話のカメラで撮って
「ひでみ便器」と登録した
出来上がりが待ち遠しい
久しぶりのハルコさんは黒のタートルネックで相変わらず色っぽい
レストランのテラスでご飯を食べた後ハルコさんと光がきれいで「一枚写真を撮らせてください」と言うと
「ちょっと待って。口紅を塗るから。」とバッグを引き寄せた。色っぽい。
写真を見ながらの打ち合わせなので色がよく見えそうな温室のようなカフェに移動
ルーマニアの駅のトイレの入口小窓で女性がトイレットペーパーを売っている
女性は右手の指先で窓を押さえていてその指先はブラックベリー色のマニキュア
左手はほどんど見えないけれど読みかけの黄ばんだ本がちらりと見える
青色の制服のブロンドの女性
こんなところで写真に撮られちゃちょっと困るなという顔と微笑みの間
全体に水色の写真でとても気に入っている
FeverのPoPoのゆめさんが気に入ってくれてPoPoのトイレの脇に飾ることになりました
販売用なのだけど
自分で欲しいくらいなので売らないつもりの気持ちで額をハルコさんに頼むことにした
トイレらしいかわいい額のデザインをあれこれ考えるのはとても楽しい
トイレは便器や便座やふた あらゆる場所が丸くてかわいい
ノートにトイレの絵をいろいろ描いた
私が描いた和便器の絵をハルコさんは「それちょうだい」と言って携帯電話のカメラで撮って
「ひでみ便器」と登録した
出来上がりが待ち遠しい
2010年11月10日水曜日
願い事ひとつ
これだけは叶えたい願い事
ひとつだけ叶えてあげるとしたら何?
私が叶えてあげる
とママに聞いてみた
「みんなが元気ならいいよ。」とこれは想定内の答え
「じゃ、みんなが健康だとして、それ以外では?」
「んーーーーーーー。現状維持かな?」
毎日通っているプールではフォームは上達しているはずのなのにタイムが落ちているらしく 納得いかないらしい
そのほかにも衰えるばかりのいろいろなことをつらつらと話した後
唐突に
「あ!スペイン語ペラペラになりたい!」
ママが毎朝閉じたふすまの向こうでラジオのスペイン語講座を聞いているのは知っている
でもそれが願い事なのー?
いつか再び心の故郷メキシコに連れてってあげられるようにがんばるね
ひとつだけ叶えてあげるとしたら何?
私が叶えてあげる
とママに聞いてみた
「みんなが元気ならいいよ。」とこれは想定内の答え
「じゃ、みんなが健康だとして、それ以外では?」
「んーーーーーーー。現状維持かな?」
毎日通っているプールではフォームは上達しているはずのなのにタイムが落ちているらしく 納得いかないらしい
そのほかにも衰えるばかりのいろいろなことをつらつらと話した後
唐突に
「あ!スペイン語ペラペラになりたい!」
ママが毎朝閉じたふすまの向こうでラジオのスペイン語講座を聞いているのは知っている
でもそれが願い事なのー?
いつか再び心の故郷メキシコに連れてってあげられるようにがんばるね
2010年11月6日土曜日
ヒューム
海に出た
秋の海はサイコー
人がいない
光が美しい
凪
ため息とともに夏の疲れが風に流れていく
そして吸い込むのは新しい空気
小学校に上がる少し前の春に会ったヒュームくんは
5年生になっていて私のことはきっと覚えていない
でももしかしたら幼児の記憶は大人よりはるかにずば抜けていて
あの時私の辺りをさまよった視線は記憶のかけらを見つけたのかも知れない
声がかさかさしてあまり笑ったりもしなくて男っぽい
健やか
ミイさんの子育てを見ていて思った
大好きな人にはちゃんと目を見て謝らなければいけなかったんだ
それが1歳のセイリンくんでも
ミイさんはきちんと向き合って目を見て「ごめんね。許してくれる?」って言ってた。
ヒュームくんは行き帰りの切符とおこづかいを持っておばあちゃんの家へ向かった
そうやってお兄ちゃんは週末の間 羽を伸ばす
日を生むと書いてひうむくん
日と生むをくっつけると星
そしてセイリンくんなのだ
大きな海と山に囲まれて 健やかに大きくな~れ
秋の海はサイコー
人がいない
光が美しい
凪
ため息とともに夏の疲れが風に流れていく
そして吸い込むのは新しい空気
小学校に上がる少し前の春に会ったヒュームくんは
5年生になっていて私のことはきっと覚えていない
でももしかしたら幼児の記憶は大人よりはるかにずば抜けていて
あの時私の辺りをさまよった視線は記憶のかけらを見つけたのかも知れない
声がかさかさしてあまり笑ったりもしなくて男っぽい
健やか
ミイさんの子育てを見ていて思った
大好きな人にはちゃんと目を見て謝らなければいけなかったんだ
それが1歳のセイリンくんでも
ミイさんはきちんと向き合って目を見て「ごめんね。許してくれる?」って言ってた。
ヒュームくんは行き帰りの切符とおこづかいを持っておばあちゃんの家へ向かった
そうやってお兄ちゃんは週末の間 羽を伸ばす
日を生むと書いてひうむくん
日と生むをくっつけると星
そしてセイリンくんなのだ
大きな海と山に囲まれて 健やかに大きくな~れ
2010年11月2日火曜日
ママの誕生日
ママの64歳の誕生日
おめでとう!
築地でレンコンとにんじんとさやいんげんといくらと卵焼きを買ってきて
ちらし寿司を作った
食べなれた母の味とは違うものができた
でも美味しかったし今日は2時間でできた
かぼちゃの煮つけとこんにゃくの煮物とお吸い物も作った
いつもより静かな食卓でテレビのニュースが目立った
中国の話題
私「コキントウとオンカホウはどっちが上なの?」
父「そりゃコキントウの方が全然上だよ。」
なんて会話をした
疑問に思ったことを声に出して言うとちょっとおもしろい
これからはもっと声に出して言ってみよう
おめでとう!
築地でレンコンとにんじんとさやいんげんといくらと卵焼きを買ってきて
ちらし寿司を作った
食べなれた母の味とは違うものができた
でも美味しかったし今日は2時間でできた
かぼちゃの煮つけとこんにゃくの煮物とお吸い物も作った
いつもより静かな食卓でテレビのニュースが目立った
中国の話題
私「コキントウとオンカホウはどっちが上なの?」
父「そりゃコキントウの方が全然上だよ。」
なんて会話をした
疑問に思ったことを声に出して言うとちょっとおもしろい
これからはもっと声に出して言ってみよう
2010年11月1日月曜日
赤い長靴
大雨が途切れた昨日赤い長靴を洗った
日曜日は夕飯を作る日、とやんわり決めているので
餃子を作ることにした
強力粉とお湯で皮を作る
キャベツにら長ネギにんにく生姜干しエビ
お肉の量より野菜が多い
3時間くらいかかって夕飯ができた
といってもご飯やスープや副菜は横からひょっこりちゃちゃっと母が作った
フライパンで餃子を焼いていると、火に接近しすぎた炊飯器から科学的な火が出た
炊飯器の横腹が溶けた
あぁこれだから私はお嫁さんになれないんだわと落ち込む
餃子は圧倒的な存在感で食卓に出た
食べ応えのある皮
美味しかった
3時間も集中していたので疲れてベッドに横になった
ふとさざ波のような雨の音で目を覚ます
ザザーンザザーンと降っている
大雨の音は一番よく眠れる
洗った赤い長靴に水がどんどん溜まる様子を思い描いて
それは何日かけたら乾くだろうかと考えてから
やっぱりそれはいけないと明け方むっくと起きて玄関に向かう
赤い長靴はきれいに乾いてちゃんと左右並んで玄関にいた
日曜日は夕飯を作る日、とやんわり決めているので
餃子を作ることにした
強力粉とお湯で皮を作る
キャベツにら長ネギにんにく生姜干しエビ
お肉の量より野菜が多い
3時間くらいかかって夕飯ができた
といってもご飯やスープや副菜は横からひょっこりちゃちゃっと母が作った
フライパンで餃子を焼いていると、火に接近しすぎた炊飯器から科学的な火が出た
炊飯器の横腹が溶けた
あぁこれだから私はお嫁さんになれないんだわと落ち込む
餃子は圧倒的な存在感で食卓に出た
食べ応えのある皮
美味しかった
3時間も集中していたので疲れてベッドに横になった
ふとさざ波のような雨の音で目を覚ます
ザザーンザザーンと降っている
大雨の音は一番よく眠れる
洗った赤い長靴に水がどんどん溜まる様子を思い描いて
それは何日かけたら乾くだろうかと考えてから
やっぱりそれはいけないと明け方むっくと起きて玄関に向かう
赤い長靴はきれいに乾いてちゃんと左右並んで玄関にいた
2010年10月30日土曜日
もたいまさこ
もたいまさこになりたい
最近強くそう思っている
メガネの奥のあの瞳、ほほえみ、ストイックな体つきと体の動き
低音の声
本当に大好き
きっかけは取材で会った小林聡美さん
映画「マザーウォーター」の宣伝で。
とてもチャーミングで高層ホテルの大きな窓を背にして私がカメラを構えると
「気をつけて!」と「窓があるって分かってても心配になっちゃうね」と笑った。
小林さんに会う前に映画「めがね」を借りて見た。
大きく深呼吸するような映画。美味しそうな料理。そしてもたいまさこ。
取材の後、もう一度見た。2回目もよかった。
ほぼ同じ出演メンバーの荻上(監督、荻上直子(おぎがみなおこ))組の映画をまた借りた。
映画「かもめ食堂」。場所はフィンランド。
1回見てもっと見たくて2回目を見るときに母を誘ってみたら「それ見たよ。」と言う。
「いつ見たんだっけ?あれ?んー?…」と思い出せそうにない母となんとなく待つ私。
すると
「俺が見に連れてったんだよ」と父。
「同じシリーズの「めがね」も見に行ったよな。」
すっかり先を越されていた。
フィンランドで暮らすのもいいなと思っている。
最近強くそう思っている
メガネの奥のあの瞳、ほほえみ、ストイックな体つきと体の動き
低音の声
本当に大好き
きっかけは取材で会った小林聡美さん
映画「マザーウォーター」の宣伝で。
とてもチャーミングで高層ホテルの大きな窓を背にして私がカメラを構えると
「気をつけて!」と「窓があるって分かってても心配になっちゃうね」と笑った。
小林さんに会う前に映画「めがね」を借りて見た。
大きく深呼吸するような映画。美味しそうな料理。そしてもたいまさこ。
取材の後、もう一度見た。2回目もよかった。
ほぼ同じ出演メンバーの荻上(監督、荻上直子(おぎがみなおこ))組の映画をまた借りた。
映画「かもめ食堂」。場所はフィンランド。
1回見てもっと見たくて2回目を見るときに母を誘ってみたら「それ見たよ。」と言う。
「いつ見たんだっけ?あれ?んー?…」と思い出せそうにない母となんとなく待つ私。
すると
「俺が見に連れてったんだよ」と父。
「同じシリーズの「めがね」も見に行ったよな。」
すっかり先を越されていた。
フィンランドで暮らすのもいいなと思っている。
2010年10月16日土曜日
カマキリ君
庭仕事を終えた父が満足そうに
「カマキリ君がまだいたよ。」と言った。
今年はもういなくなったかなぁと思っていたら出会えたのだそうだ。
うちに代々生きているカマキリ君だと言う。
「カマキリ君もいるし、バッタだっているしとかげもいるよ。」と言う。
疑問に思った私は「なんでカマキリだけ君がついてるの?」と聞いた。
すると父は沈黙の後「バッタ君。」と言った。
「カマキリ君がまだいたよ。」と言った。
今年はもういなくなったかなぁと思っていたら出会えたのだそうだ。
うちに代々生きているカマキリ君だと言う。
「カマキリ君もいるし、バッタだっているしとかげもいるよ。」と言う。
疑問に思った私は「なんでカマキリだけ君がついてるの?」と聞いた。
すると父は沈黙の後「バッタ君。」と言った。
2010年10月14日木曜日
ひとりぼっちのみーちゃん
懐かしい友達とビールを飲んだ
あの頃は前世のように懐かしい
入った居酒屋でテーブルにやってきたおばちゃんの胸に
「ひとりぼっちのみーちゃん」と書いてある
そんなみーちゃんはショートカットのパーマ頭で底抜けに明るい雰囲気
「ひとりぼっちなんて」と言うと
「だってそうなんだもん」と言う
みーちゃんが伝票に伏し目がちに注文を書きつける瞼にひとりぽっちの影を探す
いまいち見つけられない
でもみーちゃんの全身からさばさばとした思いやりが伝わってくる
ひとりぼっちのいいところだけをまとったみーちゃん
お酒が進み話はいろいろな方向へ飛ぶ
隣に座った友達のお父さんの話
とにかくおしゃべりなお父さん、たまに黙ると今度はお母さんがずっとしゃべってる
変わってる
高校時代嫌っていた友達を殺すために仲間と爆弾を試作していてそれが爆発して指を何本かと片目をつぶした。
とにかく変わってる と一人娘のその子は言う
透明感のある可憐な細面のその顔からは爆弾の影は見えない
人ひとりの中にはいろんな歴史が詰まってる
あの頃は前世のように懐かしい
入った居酒屋でテーブルにやってきたおばちゃんの胸に
「ひとりぼっちのみーちゃん」と書いてある
そんなみーちゃんはショートカットのパーマ頭で底抜けに明るい雰囲気
「ひとりぼっちなんて」と言うと
「だってそうなんだもん」と言う
みーちゃんが伝票に伏し目がちに注文を書きつける瞼にひとりぽっちの影を探す
いまいち見つけられない
でもみーちゃんの全身からさばさばとした思いやりが伝わってくる
ひとりぼっちのいいところだけをまとったみーちゃん
お酒が進み話はいろいろな方向へ飛ぶ
隣に座った友達のお父さんの話
とにかくおしゃべりなお父さん、たまに黙ると今度はお母さんがずっとしゃべってる
変わってる
高校時代嫌っていた友達を殺すために仲間と爆弾を試作していてそれが爆発して指を何本かと片目をつぶした。
とにかく変わってる と一人娘のその子は言う
透明感のある可憐な細面のその顔からは爆弾の影は見えない
人ひとりの中にはいろんな歴史が詰まってる
2010年9月27日月曜日
マキちゃんの恋
2年ぶりに会ったマキちゃんは相変わらずパーっと明るかった。
笑顔がとてもあったかい。
元気だった?と聞くと
私ね、初めて恋をしたの
と言った。
えー、すごいねー!と言う私に
初めてだったの、あんな気持ち。
今まで友達が人を好きになって食事も喉を通らないって話を聞いて
ふ~んそうなんだって思ってたけど ほんとだった。
それで勉強の方はどうしてる?受験はしたの?
マキちゃんは知りあってから思い出す年月の長い間毎年国立大学に受かるため勉強していた。
それはそれは熱心に粘り強く、次々に苦手科目を攻略していった。
そして今度こそはきっと受かるだろうと2年前私は思った。
そしたらマキちゃんはさらっと言った。
受けなかったの。
え、なんで!?
その日デートする約束してたから。
絶句。
あんなにがんばってたのに!どうして!デートは他の日にすればよかったのに!
と熱くなる私にマキちゃんは
だって私の人生で恋が一番大事なことだったんだもん。
他のことはどうでもよかったの。
あーーー。うーーー。私は言葉にならないうなりを続けた。
そしてマキちゃんは言った。
初めての恋で、一生懸命になりすぎちゃって重くなるのは自分でもわかったんだけど止められなくて
それで失恋したの。
私は鼻から大量の湿った息を吐き出した。
初めて失恋してね、もう死ぬかと思った。
息がとまるんじゃないかって。
でもその日もちゃんと仕事したんだよ。自分でもえらいと思ったけど。
そしたら生徒達が心配して「先生かわいいよ。」って手紙に書いてくれたんだ。
うわーん、と私は泣きたかったけど泣きたいのはマキちゃんだ。
いい生徒達だね、よかったね、マキちゃん。
マキちゃんのことを思い出すといつも暖かくなる。
会うたびに素敵な贈り物をくれる。
私が英語をマキちゃんに教えていた時は毎回大きな花束を抱えてレッスンにやってきた。
そしてレッスンが終わると当時美容師さんだったマキちゃんは丁寧に私の髪をトリートメントしてくれた。
写真展には必ず顔を出してくれて私の見たことのないようなお菓子をくれる。
そして元気が出るような言葉を残してまたしばらく会わない時間が訪れる。
マキちゃんが運んでくれるのは私を思ってくれる気持ち。それを強く感じる。
だからうれしい。
失恋したことある?
とマキちゃんが訝しげに私に聞くので
もう何回も何回もあるよ。
そう答えて先輩っぽい気持ちになった私は
でもね、マキちゃん、失恋で人は死なないよ。大丈夫だよ。
また恋をして、いい思い出になるよ。
と言った。
あの日からマキちゃんのことをよく考えている。
私はまた失恋をして、その痛みは日を追うごとに大きくなり
マキちゃんに言った言葉が正しかったのかどうか
マキちゃんは心の人だから、心全部で恋をしたんだね。
そんなマキちゃんは大した人だ、と尊敬しています。
笑顔がとてもあったかい。
元気だった?と聞くと
私ね、初めて恋をしたの
と言った。
えー、すごいねー!と言う私に
初めてだったの、あんな気持ち。
今まで友達が人を好きになって食事も喉を通らないって話を聞いて
ふ~んそうなんだって思ってたけど ほんとだった。
それで勉強の方はどうしてる?受験はしたの?
マキちゃんは知りあってから思い出す年月の長い間毎年国立大学に受かるため勉強していた。
それはそれは熱心に粘り強く、次々に苦手科目を攻略していった。
そして今度こそはきっと受かるだろうと2年前私は思った。
そしたらマキちゃんはさらっと言った。
受けなかったの。
え、なんで!?
その日デートする約束してたから。
絶句。
あんなにがんばってたのに!どうして!デートは他の日にすればよかったのに!
と熱くなる私にマキちゃんは
だって私の人生で恋が一番大事なことだったんだもん。
他のことはどうでもよかったの。
あーーー。うーーー。私は言葉にならないうなりを続けた。
そしてマキちゃんは言った。
初めての恋で、一生懸命になりすぎちゃって重くなるのは自分でもわかったんだけど止められなくて
それで失恋したの。
私は鼻から大量の湿った息を吐き出した。
初めて失恋してね、もう死ぬかと思った。
息がとまるんじゃないかって。
でもその日もちゃんと仕事したんだよ。自分でもえらいと思ったけど。
そしたら生徒達が心配して「先生かわいいよ。」って手紙に書いてくれたんだ。
うわーん、と私は泣きたかったけど泣きたいのはマキちゃんだ。
いい生徒達だね、よかったね、マキちゃん。
マキちゃんのことを思い出すといつも暖かくなる。
会うたびに素敵な贈り物をくれる。
私が英語をマキちゃんに教えていた時は毎回大きな花束を抱えてレッスンにやってきた。
そしてレッスンが終わると当時美容師さんだったマキちゃんは丁寧に私の髪をトリートメントしてくれた。
写真展には必ず顔を出してくれて私の見たことのないようなお菓子をくれる。
そして元気が出るような言葉を残してまたしばらく会わない時間が訪れる。
マキちゃんが運んでくれるのは私を思ってくれる気持ち。それを強く感じる。
だからうれしい。
失恋したことある?
とマキちゃんが訝しげに私に聞くので
もう何回も何回もあるよ。
そう答えて先輩っぽい気持ちになった私は
でもね、マキちゃん、失恋で人は死なないよ。大丈夫だよ。
また恋をして、いい思い出になるよ。
と言った。
あの日からマキちゃんのことをよく考えている。
私はまた失恋をして、その痛みは日を追うごとに大きくなり
マキちゃんに言った言葉が正しかったのかどうか
マキちゃんは心の人だから、心全部で恋をしたんだね。
そんなマキちゃんは大した人だ、と尊敬しています。
2010年9月13日月曜日
プロ集団
夕方個展の準備に向かった。
ギャラリー裏のスペースでマットに一枚一枚写真を貼っていると
ひとりまたひとりと無口で無表情な人たちが集結してくる。
マイペースに貼り続ける。
時間になった。
集結した(実は)プロ集団は黙々と私の個展の準備にかかる。
名も知らぬプロ達の手際に私は圧倒される。
マットに入れた写真を額に入れる。
大体の配置場所を決めたら水平を測って壁に釘を打つ。
(この時の高さ、日本の標準は150センチ。私はなぜか5センチ高いアメリカ標準サイズがしっくりきた。)
写真をかける。
終わったと思ったら椅子がたくさん出てきた。
何事かと思っているとガスコンロ、大きな鍋(給食用大)にミートソース、そしてパスタが山盛り、具だくさんサラダ。
ビールの大瓶が10本くらいどどーんと現れた。
「かんぱ~い。おめでとうございます。」と言って食事が始まる。
私の個展の写真が見守る中、プロ集団は和気あいあいとパスタを食べる。
美味しい。お店の味。
上の階でずっと料理をしていたらしい男性が汗をふきふき下りてきた。
「おかわりいる?」
手には新鮮なもずく山盛り。
何年も通っているこの場所でこんなことが繰り広げられていたとは。
プロ集団と同じ釜の飯を食べ、すっかり家族の気分になってしまった。
明日からの個展はちょっぴりミートソースの香りがするかもしれない。
ギャラリー裏のスペースでマットに一枚一枚写真を貼っていると
ひとりまたひとりと無口で無表情な人たちが集結してくる。
マイペースに貼り続ける。
時間になった。
集結した(実は)プロ集団は黙々と私の個展の準備にかかる。
名も知らぬプロ達の手際に私は圧倒される。
マットに入れた写真を額に入れる。
大体の配置場所を決めたら水平を測って壁に釘を打つ。
(この時の高さ、日本の標準は150センチ。私はなぜか5センチ高いアメリカ標準サイズがしっくりきた。)
写真をかける。
終わったと思ったら椅子がたくさん出てきた。
何事かと思っているとガスコンロ、大きな鍋(給食用大)にミートソース、そしてパスタが山盛り、具だくさんサラダ。
ビールの大瓶が10本くらいどどーんと現れた。
「かんぱ~い。おめでとうございます。」と言って食事が始まる。
私の個展の写真が見守る中、プロ集団は和気あいあいとパスタを食べる。
美味しい。お店の味。
上の階でずっと料理をしていたらしい男性が汗をふきふき下りてきた。
「おかわりいる?」
手には新鮮なもずく山盛り。
何年も通っているこの場所でこんなことが繰り広げられていたとは。
プロ集団と同じ釜の飯を食べ、すっかり家族の気分になってしまった。
明日からの個展はちょっぴりミートソースの香りがするかもしれない。
よっちゃんの涙
よっちゃんに会った。
5か月ぶりに会ったら妊娠5か月のおなかになっていた。驚いた。
よっちゃんが泣くので私はおろおろした。
付き合ってもいない人だった。
だけど結婚をして西へ行く。
すごくいい人なんだ。
だから私はきっとその人だったんだよと言った。
誰もが迷いながら今を生きている。
私たちに進む道は明日しかない。
よっちゃんには絶対にロックで力強いお母さんになってもらいたい。
きっと強い子が生まれるよ。
またいつ会えるかわからないけれど力強く応援しています。
5か月ぶりに会ったら妊娠5か月のおなかになっていた。驚いた。
よっちゃんが泣くので私はおろおろした。
付き合ってもいない人だった。
だけど結婚をして西へ行く。
すごくいい人なんだ。
だから私はきっとその人だったんだよと言った。
誰もが迷いながら今を生きている。
私たちに進む道は明日しかない。
よっちゃんには絶対にロックで力強いお母さんになってもらいたい。
きっと強い子が生まれるよ。
またいつ会えるかわからないけれど力強く応援しています。
登録:
投稿 (Atom)






















