2014年6月17日火曜日
田畑ロス
梅雨の半ばの晴れた週末
飯能へ田植えをしに行きました
10時半に駅に集合して
田んぼの生態系をばしゃばしゃぐちゃぐちゃ荒らしまくり(もともと田んぼに住んでいる生き物たちの目線)
あっという間にお昼
大きな柿の木の下にブルーシートを広げ
炊飯器やお味噌汁の入った大きな鍋、おかずののったお盆を家から持ち出す
田んぼの地主のお嬢さんが用意してくれたお昼をみんなで食べる
時々カモが飛んでくる
カエルの鳴く声もする
食べると眠くなるでしょう?
欲求に逆らわず、みんなで昼寝
シンさんは寝ながらギターでボッサノーバを奏でる
ワールドカップ中のブラジルは地球の裏側
誰も時計を見ないから何時だかわからないけれど
そろそろ働ぐ~?と起きだして
裸足で田んぼに戻っていく
そろそろ水分補給しなきゃね、という気配が流れる頃、
シンさんのご両親が救世主のように笑顔で現れ
ザラメののった手作りのシナモンロールをおやつに差し入れてくれる
田んぼの連中は「お茶にしましょう」の声に
ゾンビのように泥んこの両手を前に突き出しながら陸を目指して歩きだす
おやつの時間
木陰が太陽の動きと共にブルーシートを外れてきたので
ブルーシートをずらす
なんとなく日が傾いてきたので、さて、今日最後の働きをしましょうかと
田んぼに戻る
静かに黙々と、隣の人との30センチ、自分が植えた前の苗との30センチを守りつつ
稲を大地に差して、後ずさりする
大きく育って、実ってください
遠くの空に5時を知らせるチャイムが鳴る
新しい週が始まって2日目
あの木陰の昼寝がない毎日は、体がおかしい(全身筋肉痛ということもある)
これを田畑ロスと名付けよう