2010年5月25日火曜日

銀座セーラー


銀座の町を歩いていると一画がぼこっとなくなっていたり、駐車場に早変わりしていたりする。
そうするとなくなった部分に面していた隣のビルの壁面がむき出しになり、排気口(と思われるもの)の四角くて大きい銀色の筒がテトリス状に連なって壁をはいあがっていく様子など普段は見られない面が見えてぞくぞくする。
今日それを見ていたら「積み木みたいだ」と思い、先日ニュースで読んだ「積木劇場」という舞台の話を思い出した。約50人の幼児が積み木3万個を好きに積んでいくと、積み木の形状や役割り分担の紆余曲折を経て1時間後には小さな街ができたという。いい話だったなぁ、と思いだしている私の後ろをがやがやとすごいエネルギーが通り過ぎた。それはセーラー服の女子高生。一瞬にして銀座の積み木はセーラー服にかき消された。