2011年4月28日木曜日

今日も福の神だよ

今日もカフェ本の取材

まずは上尾の「カフェダイニング・カルモ」
開店の11時からお客さんが絶えない
50坪の店内、常に満席
厨房は大忙し
「大繁盛ですね」と言うと
「なんだか呼びこんでいただいたみたいで」

また福の神だよ
私が行くところ皆さん満席大入りに大注意です

次は熊谷の「シナモンカフェ」
シナモンロールの美味しいお店
シナモンロール大好きー!大興奮。発奮。
幸せな時を過ごしました

カフェ取材、全6件やりましたが
どのカフェの店長も初めて会うとは思えない人たちで
なんだろうこの感じ、、、と首をかしげています

いろいろと興奮したおかげで
疲れきってまたへろへろと部屋に戻り
1杯のワインを飲み
もう眠くなっています
外は風の強いうなり

今日高崎から熊谷まで新幹線に乗ると
新幹線と競争するように風で煽られた土煙が目の前の風景を次々に飲みこんで行った
飲まれた田畑や家は土煙に消えた
津波の映像を思い出した
自然が一番怖い
風よ静まれ
怒りを沈めて

お願い

2011年4月26日火曜日

福の神だよ

今日はカフェ本のためのカフェ取材
写真と文を書くので大急ぎの大汗

でも楽しい
カフェが大好き

1件目は熊谷の「ショコラティエ・アヌーク」
撮影のためにホットショコラを作ってくれる
店中にチョコレートの香り
あぁ幸せ
そしてそれを撮影後にいただく
おみやげまでいただいてリュックの中にチョコレートを詰めて
ニコニコと鼻歌を歌いながら次の取材へ向かう

2件目は北本の「ギャラリー&カフェやいち」
いろいろな雑誌に載っているのでもう撮りつくされているかなと思ったけれど
どの雑誌に載っている写真よりも実物は素敵で
悪いけど、なんだ写真へたくそと思った

撮影より1時間早く着いてしまってお腹も空いたので
2時に入店。お昼を食べる。
だんだんお客さんが増えてきてついに満席になった。
「大繁盛ですね」とオーナーに言うと
「今日は福の神が来てるからね」とにやりと笑った。
えへ。福の神だよ。
うれしくなった。いつもそうだといいのに。

写真を撮って話を聞いて、ごちそうになって
駅に着いたら6時を過ぎていた。
4時間も経っていた!長居しすぎに反省。

へろへろと部屋に帰り着き
土鍋のご飯炊きに初挑戦
中学生の時に誰かから誕生日プレゼントにもらったキャラクターグッズの一人用の土鍋
母が引っ越しの荷物に忍ばせてくれた
最初ぶくぶくと吹きこぼれつつも美しく炊きあがり
感動した
土鍋が長い年月を経て活躍したことに
そしてご飯がこんなに美味しいことに

縄文人を通り越して弥生人になった気がした

2011年4月24日日曜日

エリツィン

今日はエリツィンがえりかちゃんと来てくれた

新しいお部屋に初めてのお客さま
やったー 乾杯!

何もないけどあるものを総動員して
おみやげにいただいた美味しいものを食べて飲んで
とっても楽しい時間を過ごした

そういえば今日銀行のATMで
隣の人が「早く死んじゃいたいな、もう」とつぶやいた
一度目は空耳かなと思った
二度目ははっきり聞こえた
「あぁもう早く死んじゃいたいな」

な!と私の血は沸き立った
なんてことを言うんだろうと
その人の背中を見た
とても背が高い、白髪交じりの背中
おいしっかりしろよ とその背中に向かって思った
そんなに大きく成長したのになんてこと言うんだ
本当はその背中にグーでパンチしたかった

生きているのに死んじゃいたいと思うことはあると思う
だけどせっかく生きているのにそんなことは言ってほしくない
生きていたいと思ったって死んじゃいたいと思ったって
寿命はいつか来る
私はちゃんと生き抜きたい

田中好子さんのことを思う
笑顔しか思い出せない
そんな風に私も生きたい

生きていこうよ

2011年4月16日土曜日

Sunset


朝の6時と夕方の6時 善光寺の鐘が鳴る
いい心地がする
きちんと一日を終える気がする

今日はフルコースだった

神田の「藪そば」でお昼
生ビールと春野菜のてんぷら、せいろは2枚
それから喫茶「ショパン」でショパンの調べを聞きながらコーヒー
そして「竹むら」であんずあんみつ

引っ越し祝いにいただいた暖簾を片手に歩いて帰る 
幸せな午後3時

2011年4月13日水曜日

ゆ~らゆ~ら



地震だ。また揺れている
引っ越しから1週間
新居の揺れ具合にももう慣れた
ここは優雅にゆ~らゆ~ら揺れる
笑ってるみたいに揺れる
だからあまり怖くない

毎日新しいことづくし
昨日は初めて洗濯をした
みんなで使う洗濯機は懐かしの二層式
洗いと脱水の二層になっている

一週間分の洗濯物はほとんどが手ぬぐい(乾きにくいタオルよりも重宝)
だけど洗濯機はほどほどいっぱいになった
じゃぶじゃぶ回転する洗濯機をじっと見つめる
すすぎを二度繰り返すと水がきれいになったので脱水層へずっしりと重い洗濯物を移しかえる

いざ脱水すると「タントントン!タントントン!」と大きな音をたててのんびりまわりだした
脱水してるとはとても思えない
しかも近所中に響くような音
リセットして何度繰り返しても同じ
「タン!トン!トン!」うるさい
もしかしたら量が多すぎたのかもしれない

洗濯物を3分の一に分けてゴムのまるい飛ぶ出し防止蓋でむぎゅーっと押さえる
すると「キュルリルリルリーーーーン」とすごい速さで脱水し始めた
光速。
ホースから脱水された水がぴゃ~と出てあっという間に脱水できた
さっきのずっしり重かった洗濯物は軽くなり心も軽い

生活のひとつひとつの作業が尊い
すべてが自分に返ってくる


いと楽し

2011年4月7日木曜日

門出


「さぁ今日は壮行会だ、飲もうか。」と台所へやってきた父。
「ちょっと待って。」と言う母に
「ちょっと待って、車は急に止まれない。」と父は拍子をつける。

こんなやり取りを聞く日常も今日までかと思う私。

父と私はビール、母は甘いカルーアミルクで乾杯をする。
なんと言って乾杯したのか忘れたが私はただただ「ありがとうございます」の気持ちで頭を下げた。

こんな風にこの家を出ていくなんて想像しなかった。けれど進むべき道は独りでにできていくものでそれに従ったらこうなった。

家族の中でお酒を飲むのは父と私だけ。

「ひとりであんまりお酒を飲みすぎるなよ。
ひとりっていうのは、自分を自分でコントロールしなきゃならない。
本質が出るんだ。」

明日から自分を律する厳しい毎日が待っている。
きっと楽しいはず。
とにかくたくさん働こう。
楽しくがんばっていこう。