2011年1月22日土曜日

POPO


POPOに搬入完了

トイレ脇の一画にちょこんと陣取った彼女
壁にかけた瞬間壁がぷわーっと明るくなった
彼女は輝いてる

ゆめさんと海の話などした後
ひとり赤ワインで祝杯をあげる
自分の作品を眺めながら
赤ワインとピザのクワトロフォルマッジョ(4種のチーズ)
POPOのゆめさんの作る料理は本当に美味しい
おすすめはロシア風クリームチーズの水餃子
あぁいつかPOPOで働きたい

ちなみに私はぽぽ
しゃんと二人で京都に行く新幹線の中でかつて考えた
しゃんは「紫餡」と書いて「しゃん」
私は「淡鳩」と書いて「たんぽぽ」略して「ぽぽ」
だからPOPOに勝手に縁を感じるのです

2011年1月20日木曜日

HERB and DOROTHY


渋谷のイメージフォーラム

映画を見た。「ハーブ&ドロシー」
佐々木芽生監督が撮ったNYの素敵な夫婦のドキュメンタリー


アート好きな夫婦がこつこつと買い集めたアート作品
いつのまにか美術館が欲しがるほどのコレクションになりました
今では巨匠と言われる人たち(リチャード・タトルとか)が無名の頃の作品を生活費の範囲内で
そしてアパートの部屋に収まるサイズ内で集めた
その合理的で地道な基準と、アーティストと末長く付き合う姿勢
アパートの壁に飾られた作品は現代アートでほとんど意味不明
それでも「一緒に暮らすうちに愛着が湧いてくる」と言う


アートは分かりにくくてもいいのだ
一緒に暮らしているうちに好きになっていくものなのだ

ちょっと勇気がわいてきた


イメージフォーラムでは開演ぎりぎりまで本を読んでる人が多かった
その気持ちがわかる
なぜなら今面白い本を読んでいるから。
電車に乗るのも楽しみ
すぐに本を広げて頭からダイブする

そうそう!
今日写真「トイレット」の額が出来上がり晴れて完成となりました。
乙女二人が顔を突き合わせて最後までプリントをどちらにするか悩んだ結果(2枚の違いは微妙な色とトリミングの違い)
決定打は「こちらの方がこの女の人が笑ってるように見える」というもの
そういうことを渾身の力で絞り出す作業を私は愛しています
それは世の中のためにはなっていなくても。
額はトイレ賛歌の大合唱で一目で大好きになりました
必見です

井の頭線新代田駅前のライブハウスFEVERのカフェPOPOで常設展示販売しますので(いつまでか未定)
フラリとお越しくださいませ

大寒。

2011年1月17日月曜日

アルマジロ



上野駅23時

がんばれ

2011年1月14日金曜日

若葉

築地で時々朝ごはんを食べる

いつも行く定食屋「かとう」が今日は団体客で満員
のれんの隙間から覗くとずらっとマダム達のお尻が並んでいる
「食べ物は出ているか?」によって待つか待たないかを決める
テーブルの上、まだ誰にも食べ物は出ていない
お店の人の気持ちになりちょっとぞっとする
これからあの人数分の朝ごはんをいっぺんに出すのだ

「かとう」を諦め「若葉」に行く
立ち食いのラーメン屋さん
かつおだしのスープと細いちりちりの麺がさっぱりとして美味しい
ラーメンの湯気で一気に温まり、鼻水が出る

ラーメンをすすりながら朝日の当たるビル群を眺めつつ「阪神大震災から16年」と話す
あれからもう16年。
あの時私は大学生で新宿の駅前で友人たちと募金活動をした
心優しい人たちがお金を落としてくれる中2人の人に
「そんなことをしても被災者は救われない」となじられた
そうだよなーという気持ちとそうだけどーという気持ちと
だけど何もしないよりはよかったと16年後の私は思っている

今度は「戦後の子供たちは貧しかったけど明るかったよ」という話になった
そこまで遡ると私には想像するしかない
明るい子供たちは希望だ
暗い顔なんて見たくない

青空の下ただただ笑っていたいと願う

人生という時間があっという間ならなおさらだ

2011年1月7日金曜日

snooty fox

しゃんと恵比寿の写真美術館に行った

新旧スナップショットの展示
最高に素敵な写真達

カルティエ・ブレッソンは
「絵画は瞑想、写真は短剣の一撃」
と言ったと聞くが、スナップショットこそ写真らしい
短剣の一撃は見る人の心にもすーっと刺さる 気づくよりも先に

スナップショットに魅せられた私たちは
恵比寿からぶらぶらと渋谷までそぞろ歩く
からからになったアジサイと民家のクリーム色の窓

すすけた日本家屋の入口にハイカラな白黄ストライプのひさし
その上の壁にはそこにかつてあった出窓の跡なのか
グレーの壁の一部だけ白いTシャツのようなかたちが残されている
二つの小さな窓がTシャツのちっちゃい胸ポケットみたい

やがて渋谷の赤ちょうちん
ちょうちんの前でしゃんは私を撮って「似合う」と言って笑った
窓から見る店内の人々はまるで映画のようだった

いつのまにか2人でカメラを首からぶら下げて興味津津の目で街を狙っている
おもしろい2人 本当に楽しい時間だった

川のそばの小さなバーの看板「snooty fox」に「おもしろい看板」と反応してしゃんはカメラを向ける
「snootyってなに?」と聞くと
「お高くとまった」とお高いしゃんが答える

snooty fox

いい感じ

2011年1月4日火曜日

新年

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

今年は家族で次々に体調を崩すお正月。

元日に母。気持ち悪いと言って大好きなコーヒーを残す。これは一大事。

2日に私。夜じゅう苦しみ、3日はぼーっと過ごす。

3日は妹。こたつでぐるぐる苦しむ。

そして今日4日は父。朝から不調。

元日に真っ先に不調になり真っ先に治った母は今日はプールに泳ぎに行った。

得意げに自分のことを指して「敏感敏感。」とご満悦。

これで今年の厄落としになったかな。

みんな元気にがんばっていこう。