2012年12月30日日曜日

1,2,3,4 !


 
 

 
おはようございます
 
年明け展示の準備中です
プレイスMの心優しいプロフェッショナルな皆さん
助けていただき、ありがとうございます
 
 
 
篠田英美写真展 「光のこと」
2013年1月4日から13日まで(12時から19時、最終日は18時まで)
新宿御苑前 プレイスMの2階、M2ギャラリーにて
 
初春スペシャルトークショー
1月5日(土)19時から20時半
瀬戸正人(写真家)× ERIC(写真家)× 篠田英美
会費 500円
 
キラリ~ン☆
 



2012年12月27日木曜日

地球がまわれば

「地球がまわればパワー100パーセント」
とは、昨日取材で荒井良二さん(大好きな絵本作家)から聞いた
宮城の小学生のことば

ことばことばことば
ことばが大好き

さて、先日のイブのできごと

年明けの写真展に向けてイブの夜も暗室にこもっていた
0時を過ぎ、終電がなくなる!と慌てて暗室を飛び出す
ふわふわのコートを着て大全紙の印画紙を抱えて
新宿の裏通りは暗く、空気は冷たい
その日の朝、深夜まで暗室にこもる風邪気味の私を心配して母は

「そうだわ、いいことを思いついた。あったかい甘酒を買って帰りなさいよ。そうよ、そうしなさいよ。」
「あぁ、自動販売機に売ってる甘酒?」
「そうそう、それがいいわ。ね、そうしなさいね。」
「そうだね。それもいいね。(甘酒は大好きだが、そんなにいいアイディアとも思えない。)」

そんな会話を思い出す
甘酒。でも手がふさがっていて買えないなぁ。
その時
「あれ?帰るの?お酒飲みに行かない?」

びっくりして思わず3センチくらい飛び上がった
だれ?絶対やだ。こわい、たすけて~
という心中を隠し、クールに無視して早足で行き過ぎる私
大通りに出て、タクシーに手を挙げた

タクシーの運転手さんは
「クリスマスなのにお仕事ですか~?」と呑気なもの
「はぁ、そうですねぇ」
クリスマスのお姫様はタクシーで朝帰り

それにしてもこの大荷物を見ながら飲みに行こうとはよく言った
彼は幸せなクリスマスを迎えられただろうか

今日も地球はまわっている
だからパワー100パーセントなのだ


2012年12月15日土曜日

ワルシノダ





 
大久保くんのイベント「ダブルファンタジー」での一コマ
(大久保くんは写真もうまい http://okubohidetaka.blogspot.jp/
ダブルファンタジーはメキシコがテーマの来年のカレンダーの
発売記念でもあり、
会場にはメキシコ的なモビールが
それはそれは自由に
ゆらゆら揺れていました
 
エマーソン北村さんと大久保くんのセッションは秀逸で
エマーソンさんがピアノを弾いて
大久保くんが即興で絵を描く
それを壁に映す
 
それを見ながらカレーを食べたりホットワインを飲んだり
大人な楽しみがぎゅっとつまったイベントでした
 
最後に会場の皆さん全員でマスクをつけて記念撮影
 
マスクをつけた大人数の写真撮影は
きっと撮影者が一番楽しい
感動の戦慄が背中を駆け抜けました
 
この頃(というか常に)「結婚してるかしてないか」という質問を
受けることが多いですが
最近の傾向として
「結婚してない?一度も?」
そう、「一度も?」というフレーズが増えた
えぇ一度も
だから写真のようなワルシノダになっちゃったんですね~
 
めでたしめでたし







2012年12月9日日曜日

教典






 

去年の今頃は心はフィンランドに飛んでいた
東京のクリスマスの華やかさから逃げたくて
そしてフィンランドの森の奥の奥の奥へ消えてしまいたい気持ちだった
本当に

そんなことを出発前にエリツィンに冗談ぽく言うと
「消えたらだめだよ!」

ヘルシンキではしゃんしゃんと裸の公共プールに行ったり
トナカイの美味しいステーキを食べたり
しゃんしゃんがお仕事の時はひとりで路面電車に乗って
行ったことのない町のパン屋さんを目指して迷子になって人に助けられた
道を尋ねた美しいマダムに「とてもきれい。写真を撮っていい?」と聞くと
「私はもう若くないから」ととても悲しそうな顔をした
私の顔をじっと見ていた「まだ若いあなたにはわからないでしょうけれど」
と言われているようだった
確かにその人は私よりは年上だったけれど美しかったのに

一年経って
東京のクリスマスの華やかさもなんのその

暗くなんかなってはいけなーい!

隣人のしょうちゃんは最近失恋したばかりで
クリスマスについて、溜息をついてばかりいる
あぁすればよかった、こうすればまた戻れるか、いろいろいろいろ
わかるわかるよ

それで、昨日気分転換に一緒に映画を見に行った
取材でいただいたチケットで『悪の教典』(貴志祐介原作、三池崇史監督、伊藤英明主演)
伊藤さん自らの胸ポケットからいただいた生暖かい2枚のチケット

もー、これが怖くて怖くて、最後の方はずっと両手で顔を覆ったまま、炸裂する猟銃の乱発音を体中に浴び続けました
全身硬直、疲れた
映画が終わってスクリーンが真っ暗になり、会場が明るくなるまでの時間が長く感じられたこと!
心配しながら隣のしょうちゃんを見ると
「面白かったー!」と晴れ晴れとした顔
えー、ほんと?どこが?でもよかった
いえ、伊藤さんの演技はほんと、すごかったです
















2012年12月7日金曜日

種子



 
 
庭、と呼んでいる、窓の下に広がる敷地に
季節ごとに花が咲く
先日、黄色いコスモスが咲いていたので摘んだ
 
花が枯れた後も葉っぱが生き生きと緑緑(みどりみどり)していて
とても捨てる気になれず、水を替え続けた
 
そしたらいつの間にか種子をたくさん蓄えていた
 
だから捨てられなかったんだな
この花は生きようとして残そうとして
その気をいっぱいに張っていたのだなー
 
最近そういう言葉にならない気配とかタイミングとかを感じるアンテナが強くなってきた
約束に遅れそう!という時も、もしかしたら遅れることが最良のタイミングなのでは?と思って焦らずにいると、相手も遅れると連絡が入ったり、そういうことが多い
単に年を重ねただけ、とも言う
 
この種を春になったら植えよう
黄色いコスモスの咲く庭
遊びに来てね
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2012年12月1日土曜日

かきいろ




 
 
奈良の「かきいろ」の「ひより」が届きました
クリームチーズと一緒にいただくと
目が丸くなるほど美味しいのです
 
包みも神々しいばかり






2012年11月28日水曜日

満月の夜は本を片手に


 
 
椅子が届いたことをご報告するのを忘れてました
もうすっかりお尻に馴染んで
今もこれに座ってパソコンに向かっています
ベーグルスツール。
これに座ると宇宙と交信して哲学者になれるんですよ(うそ)
でもね、なぜかとても落ち着くのは、真ん中が空いているせいかな?(トイレみたいに)
 
今日は幼馴染のしいちゃんのすみれ文庫(http://books05.exblog.jp/)へお仕事に行きました
お仕事なんだけど、
優しい気持ちで選ばれた本がぎゅっと凝縮してある空間に、かわいい子供たちが次々とやってきて、夢中に本にかじりついている姿を見ながら、とてもいい時間を過ごしました
あぁ、本っていいなぁ
 
今日私がお借りした本は
『ツバメ号とアマゾン号』アーサー・ランサム著
『からくりからくさ』梨木香歩著
 
今夜はクリアスカイにまんまる満月
借りた本を片手にぶらぶら歩いて帰る
これから出会うお話の世界はどんな世界だろう
 
 


2012年11月25日日曜日

ニコちゃんとテンちゃん



テンちゃん



 

ニコちゃん





エリツィンの実家のある新潟は、寺泊に行ってきた!
ご家族のあたたたたたたたたたかーーーーいおもてなしを受けて
いまだにじーんとしております
 
ありがとうございました
 
ニコちゃん抱っこしたかったな
 
テンちゃんはエリツィンにさえ「シャーーーッッッ」って言うから最初からあきらめてたけど。。。
 
お邪魔しました
 
帰りには巨大な虹がお見送りしてくれました
 
 
 
 
 
 
 
 


2012年11月21日水曜日

大久保くんと猫


 
 
出たよ出たよ
クウネル1月号
 
夢のコラボレーション
大久保くんと猫(撮影:わたくし)
昨日は発売日で
 
届いたクウネルを見ながら
ひとりで乾杯をした
夢に見たこの瞬間
興奮しすぎて
寝た後の本当の夢の中では悪夢にうなされた
大切な人たちを待たせて傷つけて悪魔の世界に道連れにする夢
私は必死に腕や足を振り回して戦ったし
友達は次々に力を貸してくれたんだけど
ほとほと戦い疲れ、結果どうなったのか覚えていない
 
いつもごめんねと思っている
ごめんねと思いながら勝手をしている
うお座なので
エロスとアフロディーテ(子と母)がリボンで繋がれ、反対の方向に向いている
あのサインを見るたびに、反対を向いている自分自身を思う
 
ごめんねごめんね
そしてありがとう
 
クウネルちらっと見せちゃお↓
 
 
 
 
 
 
 


2012年11月16日金曜日

scent


 
 
お香立てが熱で溶けてしまったので
新しいお香立てを探していた
もう半年くらい

売っているものにいいものがない

考えた

部屋にあるもので何か

安定して熱に溶けないもの

あった

貝殻のいろいろ入った蓋付きの容器の中

一番毒が強い種類の貝の貝殻

しっかりとお香を立て、まるでくわえタバコをしているみたい

完璧



黒いお皿はマーガレット・ハウエルのカップとソーサーの割れたお皿

美しいものは壊れてしまっても美しい

美しい人は壊れてもきっと美しい


2012年11月4日日曜日

天体

 
 
 
 

今日は昼過ぎに三軒茶屋へ取材に出かけた
撮影中、相手の俳優さんが
最近ドキュメンタリーの撮影で出かけたネパールで見た満天の星空の話をした
その眼はレンズを見ながら、ネパールの空を見ていた
きれいだった

一旦部屋へ戻り
3時半に表参道のレストランへ
佳ちゃんの結婚式の写真撮影!
結婚式の撮影はいつも緊張する
慣れないし、失敗は許されない
でも、和やかな雰囲気の中
いつもより自分の好きな写真が撮れたかな
でもそれはブレていたりして、記録写真としてはどうかと思うけど
いつも記録写真と自分写真のせめぎあい
佳ちゃんはとても美しかった

10時頃部屋に戻り
ゴミを出しに屋上へ行く
「生活してるって感じ!」と自分をほめる
屋上のドアを開けた途端、風で、軽いプラスチックごみが飛ばされた
追いかけて行く
物陰に男女
女の人が「うきゃきゃきゃきゃー、幽霊かと思ったー」とびっくりなハイテンションで笑う
思わず「すみません」と言ってしまった自分にがっかりしながら
パンツ姿のような(まさかね!)短パンの女性と
咄嗟に上着に手を伸ばした男性を一応一瞥する
でもほとんど目に入らなかったのは
心の扉が閉じていたせい?
これは悪い癖
見たくないものは本当に見えなくなってしまう

今日もいろいろなことがあったので
疲れているのに興奮していて眠れない
今日が明日になってしまった












2012年10月29日月曜日

山笑う




 
雨の日曜日
ふらふらと銀座へ出かけて
松屋の7階へ直行
インテリアのフロアの7階は
お気に入り
 
そこで、30日まで開かれている
「奈良のモノづくり展」に出会った
あぁ、すばらしい
モノづくりの心
熱い志
 
今日もまた行ってしまった
そして、椅子を買いました!
清水の舞台から飛び降りた!
 
さて、また一生懸命働こう
 
椅子が届いたら、またご報告します
 
山笑う、春に山の木々が一斉に芽吹く様子だとか
この名前のついた奈良のお茶も、松屋で販売中
 
 
 
 
(写真は、取材に行った時に寄った喫茶店のホットケーキ)



 
 



2012年10月20日土曜日

ファンタジー

 
 
 
 
 
夏に開いた写真展に
偶然、風のように訪れた香りの魔術師がいました
黒い長いマントが似合いそうな、物語のような存在感
写真展の中の一枚を見て
「これで香りを作りたい」と
夢のような申し出をくれました
 
そして待ちに待った香りが昨日届きました
 
本当のことを言うと、昨日の夜は香りにぴんと来なかった
 
だけど今朝、この香りにぐっと来た
はっきりとはっとした 
確かにこの写真の香りだった
そして、今まで嗅いだことがないのに、とても好きな香りだった
 
「ファンタジー」というのだと魔術師は教えてくれた
特にこれと言った、たとえばシトラスとかフローラルとか、といった系統がない香りのこと
 
私のファンタジー
写真から香りが生まれる
それはファンタジー
 
 
 
 

2012年10月18日木曜日

and round and round










































青山ブックセンター本店で10月14日から31日まで写真集を展示してます

夏の間に受講した、川内倫子さんのワークショップでの成果です
お近くにお越しの際は、
写真集コーナーの奥のテーブルの上をぜひご覧ください
18人の作品が所狭しと並んでいます

写真集が作りたくて作りたくて
初めて参加したワークショップでした
先生が川内倫子さんだということも
参加しようと思った大きな後押しでした
参加してほんとによかった
ほんとにほんとによかった

そして今やるべきことは
信じてずんずん撮り続けること
それだけ



生涯初の写真集が届いた時はうれしくて手が冷た~くなりました
カレーが食べたくなって、カレーを作ってお祝いしました

美味しかった


2012年10月12日金曜日

at Shibuya







2012年10月8日月曜日

after the Halloween party




 


今日はダイくんがタコスを食べにやってきた
新しいバイクでやってきた
買い物の途中、「バイクのカギをかけ忘れた」と言って
慌てた
 
カギは堂々とど真ん中に付いたまま、バイクは駐車場で堂々としていた
 
ダイくんが来たときだけ、音を奏でるうちのギターは
トム・ウェイツの曲に合わせて、素晴らしい音を鳴らした
ギターを弾きたい、そう言うと、「トム・ウェイツのこの頃の曲は簡単に弾けるよ。がんばれば」とダイくん
「がんばれば?」
がんばれるだろうか
 
いい風が吹いて風鈴を揺らした
「この風鈴、年中無休なの?」とダイくん
「うん、そうなの。気になる?」
「冬にこの音を聞いたら寒いかもね」
そろそろ部屋の冬支度を考えなければ、と思った
風鈴も店仕舞いか・・・(昨冬はずっと鳴っていたけれど、道理で寒かったわけだ)
 
季節感を大事にしていきたいと思った一日
ダイくんがブブブーンと帰って行ったあと、表参道を散歩していると
ハロウィーンパーティの一群が目の前を歩いて行った
 
 
 
 
 


2012年10月2日火曜日

うな展でした


9月29日夏が戻ったかのような秋晴れの土曜日
昨年のタコ展に続き、オクトパスエイト・プレゼンツ・第2弾「うな展」が開催されました
主役はうなぎ
思えば、生まれてこの方、うなぎを触ったことがない!
触ってみる
予想通り、ぬるぬる~ 
うわ~と思いつつ、また触る 片手で物足りず両手で触る ぬるぬる~にょろりん うなぎ逃げる
予想に反したのは、うなぎの可愛さ
顔、体、長さ、太さ、すべてがかわいい
こんなにかわいい生き物を食べてしまうわけですね

玉子の朗読は『うなぎのひみつ』
うなぎの絵本を探すのは、タコの絵本よりも大変でした
でもボンゴブックスさん(根津のすてきな古本屋さん)の助けを借りたりしまして
結果として、うな展のイントロダクションに絶妙な絵本を見つけることができたように思います
うなぎの時間的に地理的に長い旅について、美しい絵で描かれています



























海部先生(東京大学)はこの日いったい何本のビールを飲み干したのでしょうか
横内先生(長崎大学、うなぎの生態)、萩原先生(北海道大学、熱帯うなぎハンター放浪記)、須藤先生(東京大学、生理学専門、うなぎの解剖)、脇谷先生(九州大学、淡水魚バカ一代!?、うなぎ解剖)、全国から集まったうなぎプロフェッショナルたち、それぞれの講義がとても面白く、わかりやすく、うなぎ愛に満ちてました

シーナアキコさんとおおくぼくんの、コラボステージ
シーナさんのマリンバとまろやかな歌声、おおくぼくんの自由奔放なお絵かき
あんな風に歌えたり、あんな風にお絵かきできたら、(誰にもできる自由はあるのですが、、、)
なんて楽しいことだろう

海部くんは「研究もアートも、常にフロントを知ること、他に先駆けることが重要だと思う」と言い、オクトパスエイトのアート方面の面々をもどきりとさせた


























うなぎ作品展示の紹介、そしてカツミくんのうなぎアニメーション上映の後、庭で炭火で焼かれた(by ふの字)うなぎをご飯にのせてうな丼を食べました
うなぎは、焼くと長さが縮んで厚みが膨らみます ふっくらおいしくいただきました

うな展が終わり、打ち上げの席で海部くんがうなぎの絵本をゆっくりめくりながら言いました

「うなぎはね、この一周だけなんだよ。海で生まれて、川をさかのぼって川で成長し、また川を下って生まれた海に戻り、産卵する。そして死ぬ。その一回で終わりなんだ。」

現在、うなぎは絶滅の危機に瀕している
養殖ができるからって問題は解決しない
養殖うなぎは、天然のうなぎの子供をつかまえて、育てているだけなんです
そして養殖うなぎはストレスのせいかなぜかオスだけになってしまうのです
減ったから増やせばいい、問題はそう簡単ではない 
海のこと、川のこと、生物の環境全体を考えなければいけない
海部くんは力説していた

お金が足りないから、消費税を上げる、それで税収が上がるかというと、それは逆の結果を招く
それと似たような感じだなと思った

ひとつひとつを見て、同時に全体を見よう

今年も
うなぎは生きていた
そしてうな丼になって わたしたちに食べられた
でもわすれない うなぎのたどってきた道のりを これからも




・・・来年の話が出ました
「ちょうざめ」でちょうざめスモークとキャビアのベーグルを出そう とか
「カニ」でカニ鍋だ とか
(オクトパスエイトに食べ物は欠かせない)
で、なんとなく決まった(?)のが
じゃ~ん!「スカル(頭蓋骨)展」 
かっこいい
スカル!?食べ物はどうするの?と聞くと「マグロのカマ焼き」と返ってきた







2012年9月24日月曜日

「すごい熱だ」




マサコさんのいるクロアチアへ行く夢を見た
かわいいかわいいミカちゃんとニチちゃんと毎日遊ぶ夢を見た
ゾランと夕暮れの海沿いを走る夢を見た
 
夢じゃなかった
 
ミカちゃんが膝によじ登りほほを寄せる幸せ
ニチちゃんがゴムの恐竜をローズマリーの茂みに潜らせながら熱心に説明してくれる幸せ
 
「すごい熱だ」
クロアチア熱が冷めない脳裏に
ミカ・ロールパンナちゃんが食パンマンのセリフをささやく
 
「すごい熱だ」
 

2012年9月5日水曜日

Julio



 
 
メキシコにいたころのアイドル、フリオ・イグレシアス
父のLPコレクションのうち、母に捨てられなかったラッキーな一枚
デザインかっこいい
 
何十年経ってもかっこいい写真集を一冊作りたい
 
 






2012年8月29日水曜日

梅の木

 
 
 

赤羽駅前の純喫茶 「梅の木」
ここ数日ずっと会いたかったさやかちゃんにやっと会えた
仕事帰りでお昼を食べていなかったので
ジャムトーストとブレンドコーヒーを注文する
たっぷりバターを塗ったトーストにジャムがたっぷり
あぁトーストはこのようにしていただくのですね、と感心した
いや、感動した
コーヒーがまた美味しかった

さやかちゃんはいつもあたたかな笑顔で、やわらかな関西弁で
ふわっと包んでくれる
ほ~っとする


「恋のほうはどうですか?」と聞いてくれたので
「大好きになった人が結婚してた!」と大げさに報告したら
「別れはったらいいのになぁ」(笑)


お互いに「念力系」なので、その念力の強さの扱いに気を付けていこうね
と、魔女の誓いを交わす(大げさ)

梅の木、運命の木、運命は日々切り拓かれていくよ







2012年8月24日金曜日

the role




わわわわわー
ってなることがある
 
「役割を演じてたら生きづらい」
時折思い出す大切な人の言葉
 
役割じゃない自分でいられますよう に
 
 








2012年8月20日月曜日

Place MのM2




昨日は新宿御苑前のPlace M
NASAのロケット打ち上げ写真を搬入
PlaceM25周年のコレクション展(PlaceM2階M2にて)にご一緒させていただいた
どの写真もぎらっとしていて、はっとさせられる
写真家がシャッターを切る瞬間の凝縮された息みたいなものを感じた

お近くにお越しの際はぜひご覧ください










2012年8月19日日曜日

なつやすみのしゅくだい






課題をかかえて上野動物園に出かけた
カメラを抱えてうろうろする
久々に見るゾウはとてつもなく大きかったけど
とにかく暑くて憂鬱な気分になってきた

すると!驚いたことに上野動物園ではビールを売っている
ソフトクリームやコカコーラと並んで普通に生ビールがある
そのことにとても驚くとともに、
生ビールが飲めることにとても気持ちが上がっている自分に「大人になったな~」と思った

ちょうどその日は「真夏の夜の動物園」最終日
開園時間が夜8時まで延長
ようよう日が暮れて、やぶ蚊に刺されつつ課題をたっぷり撮り終えて満足
歩き通してふらふらの足取りで
夏休みも終盤だなぁと思いながら家路につく







2012年8月15日水曜日

佐渡合宿






妹の仲間に交じって佐渡に素潜りに行った
なにかおもしろい写真が撮れるんじゃないかという魂胆

二泊三日の旅程
その間、佐渡の海は穏やかで
とてもあたたかく私たちを受け入れてくれた

昼は魚を追いかけて果敢に素潜り
一匹に的を絞って追いかけていくと
次々にカーテンが開かれるように
次の魚の集団、もっと大きな魚の集団、縞々の魚のカップル、すばしっこい小さな魚の集団、、、
さまざまな世界が広がっていった

あいにく、息はある程度しか続かないので途中で敢え無く浮上
その繰り返し

夜はナイトダイビング
水中用の大きなライトを手に持って2人一組で潜る
海の中は光がないと底なしの闇
私は妹の手をしっかり握って
妹が照らして見せてくれる夜の海に見入った
恐怖と興奮が、昼の太陽に温められた海水に溶けて、波のない海に静かに漂った






2012年8月2日木曜日

写真展の正しい楽しみ方

かつみくんが写真展にやってきて
「会場に入った途端に眠くなった」(笑)。

ぐるっと写真を一回り見て
通りに面した大きな窓辺に椅子を置き
ふーっと力を抜いた

いろいろなことと戦ってる、さまざまな人たちが
ふーっとなれる空間を作れたらそれでいい

私も窓辺に椅子を置き
外の木や楽しそうにはしゃぐ若者を眺めながら
ふーっと息をついた

 いい時間だった
今日が最終日(18時まで)
皆様、本当にありがとう



2012年7月31日火曜日

六さんの見守る写真展



ギャラリーは原宿の静かな小道に面しているので
とても静かです


ひとりの時は、木漏れ日が六郎さんの写真や椅子の写真にうつるのを見ています
六郎さんの孫の紘史くんが、「きっと六郎じいちゃんも、ばあちゃんも観てくれている」と言ってくれた

今日も六さんに会いに行こう


「ミールー・ミール」写真展
8月2日まで



ギタリストでアーティストの大久保くんがブログに書いてくれました
http://okubohidetaka.blogspot.jp/2012/07/blog-post_5276.html

どうもありがとう
とてもうれしくて泣きたくなる






2012年7月20日金曜日

color






個展があと一週間で始まる
暗室でカラープリントをしているのだけれど
本当に悩んだ数週間だった

正しい色ってなんだろう?
私の色ってなんだろう?

はっきり言って、天気が毎日変わるように、色の見え方は毎日変わる
つまりきっと、そういう、日々の色のブレを受け入れてなお余りある不動のネガを産み落とすことが課題なのだ
力のあるネガを

原宿ラップネットシップで7月27日から8月2日まで

期せずしてオリンピックの開催とご一緒に。
盛り上がっていきましょう







2012年7月18日水曜日

samurai



侍がいたんですよ
表参道に
下駄をはいてね
颯爽と風を切ってた

みんな和服にすればどんなに涼しいか
もうじりじりと日光が刺します
夏です

それでこの後、表参道の交差点で信号待ちをしていると
信号が両方とも赤になってしまって
にっちもさっちも行かず

今日は警官がやたらに多いなと思いながら
人がどんどん溜まっていく交差点の、変わらない赤信号が変わるのを待っていたら
なんと皇太子様を乗せた車が明治神宮方面から表参道を登ってきた
そして私の目の前で左折した
そう、お住まいのある赤坂方面へ

日に焼かれながら石畳の交差点でじりじりしている私たちに向かって
皇太子様はわざわざお車の窓を大きく開け放して
笑顔で手を振ってくださったのでした

むろん私はカメラを持っていて
それでぱしゃりと皇太子様の笑顔を撮ったので
私の記憶はフィルムにも焼き付けられたのでした(たぶん、きっと)














2012年7月12日木曜日

apricot lover






あんずの季節
八百屋さんに生あんずが20個350円で売っていた
2パック買って
八百屋さんのおばさんの言うとおり、あんずのコンポートにした

いつか家を持てたら
あんずの木がある土地に住みたい

そしたら
干しあんずとか
いっぱい作るんだ



2012年7月7日土曜日

rainy days































7月に入ったけれど
梅雨の雨が降っている

今日は七夕
天の向こうの天の川
二人は今宵会えるのだろうか?

インタビューをするお仕事を先週して
まだ記事を書き終えていない
それはいやだからやらないのではなくて
好きなものを集中してやりたいので
その時間が訪れるのを待っている

待っている間『スプートニクの恋人』(村上春樹)を読んでいる
雨の日に小さくラジオをかけながら読書する
そのうちに自分が書く気持ちになることを待ちながら




2012年6月21日木曜日

雨の夜















2012年6月11日月曜日

朝活





























昨今のホットケーキミックスは優れもの
卵と牛乳と混ぜて焼くだけ
理想のホットケーキが簡単にできる

ナンミックスで作るナンももちもちでとてもおいしい
研究者は日々研鑚を積んでおられるようだ
大尊敬。大感謝。











2012年6月6日水曜日

モモカレー






























ゆっことゆうたくんとモモカレー
モモカレーのあいがけ(合い掛け?)
カレーが2種類のってるよ

ゆうたくんはにこにこ離乳食のかぼちゃを食べていて
私もにこにこカレーのかぼちゃを食べる
ゆっこもにこにこ元気そう

展示のモビールを片付けに来た大久保くんは風邪でマスク

元気がいちばん
風邪は速攻で治すのが大事

大久保くんの揺れるモビールを見ていたらほしくなって
目が花になってる赤いドクロのペアを買った
「やっぱりメキシコじゃない?」という大久保くんのおすすめもあって

部屋に入ると二人仲良くドクロが揺れてる
ワインを飲んでると
頭の上でドクロが笑ってる

住人が増えたみたいでにぎやかだ






2012年6月3日日曜日

イセタンガールで6/5まで!









































大久保くんのぬいぐるみたちがデビューした
新宿伊勢丹の地下2階イセタンガールで6/5火曜日まで!

手に取ってよく見てほしい
一針一針のふぞろいなそれまでも、ぬいぐるみの命になってる

布の組み合わせのセンスは言うまでもなく

私が一番好きなのは
ぬいぐるみの体の張り具合
ぱつんぱつんに中身が入ったぬいぐるみ
まるで「気安く触るな」(←付き合いたての頃、とあるかわいい人に言われたような)
と言っているよう






2012年5月27日日曜日

KIOさん







































大学の卒業アルバムをデザインしてくださったKIOさんのお宅に10数年ぶりにお邪魔した
いつもアルバムの会議をしていた地下室は相変わらず、いえ、ますます素敵な空間になっていた
傍らにアルマジロのような物体を発見
異様な存在感

奥様は言う
「おかげさまで、これで家族は暮らしてこれました」

このちびた色鉛筆の数々が駈け抜けた時間
そしてこの色たちに生みだされた作品たち

物体はやがて消えてしまうかもしれないけれど
これを見て感じたこの気持ちは私のどこかにずっといてくれたらと思う

久々にぎょっとしてじーんとした


2012年5月25日金曜日

TK


ご近所でパーティ
男性がみんな同じ帽子をかぶってかっこいい
制服的なものに惹かれる傾向あり



2012年5月18日金曜日

ミモレット









































最近はミモレットが食べたくて
あのオレンジ色に惹かれて
18か月のものをよく買う

少しずつ少しずつ
切って食べていくと
エッフェルタワーのようになった

ワインを飲むとしゃんしゃんに会いたくなる

外は雨

2012年5月13日日曜日

rose is a rose is a rose is a rose....








































母の日
五月晴れ

なにはなくとも
とにかくお手伝いだ!
というわけで
実家に行った

待っていたのは庭仕事
新しく植える芝生の土入れ
青々と茂る木々の新芽の伐採
自分のウエストよりも細い木に登るのは抵抗があったが
木は強いもので
たわみながらも持ちこたえてくれた
枝を切っちゃってごめんなさい
でもその分またすくすくと腕を伸ばして

久しぶりの木登りは楽しかった
空を見上げると
太めのロケットみたいなぽわんとした飛行船が飛んでいた

卒アル(卒業アルバム)の完成記念パーティに
キャシ蔵さんがフランスから抱えてもってきてくれた白いバラ
母が庭に挿し木をして以来毎年香しく咲いている
「ママの手は魔法の手」
ほんとにそう

世界中のお母さんばんざい










2012年5月12日土曜日

コーヒーの おくるみ

























家で作業する日々が続き
竜巻やら突風やらひょうが降る毎日で外出不能だったので
コーヒーのおくるみを作ってしまった!

かねてから
淹れたての温かいコーヒーをできるだけそのまま温かく保てるような
なにかがほしいと思っていたところ
余ったフリーズ生地がぴったり
保温性は高く、洗ってもすぐ乾く 最高

反対側の端には「Tea」と刺繍してあるんですよ うふふ 乙女な

2012年5月11日金曜日

ジャニーズじゃんがら

ジャニーズ事務所からの差し入れの
じゃんがらラーメン

屋台ごと差し入れるなんてかっこいい、さすが
とんこつスープでおいしいラーメンを
収録スタジオの外ですすった
おいしかった
ごちそうさまでした

今日はバスで帰宅
渋谷駅からは結構いろんな範囲にバスで行けることを知った

バスは大好き

小さいときに、バスの一番前に座って
母が運転手さんに「終点でこの子を降ろしてください」
と頼んでいるのを知らないふりで
おばあちゃんちまでバスに揺られたのを覚えている
運転手さんの無言の背中はあったかかった

終点には必ずおばあちゃんが迎えに来ていたと思う
それはそれは丁寧に運転手さんにお礼を言っているのを聞きながら
私は(ちゃんとひとりで来れたんだもん)と思っていたように思う

ひとりでなんでもやりたくて
でもみんながいないとなんにもできない
むかしもいまもそれはおなじ


2012年5月9日水曜日

こごみ

























新潟の こごみの味噌和え 春の味
しゃきしゃきとした歯ごたえで
噛むと春のにおいがしました

季節があることがうれしい


2012年5月4日金曜日

Get so muddy








































九州の泥打ち祭りで泥に打たれました

泥に打たれると
「どすっ」って感じです
カメラを構えていると
泥がこちらをめがけて飛んでくるので
うまくよけないとレンズに当たります
何度もレンズが泥にまみれて
ウェットティッシュで拭きとりました
まったく経験したことのない
爆弾が飛び交う戦場のようでした

でもまた来年も行きたいなと思っています
泥を投げる子どもたちが本当にかわいかったから
そしてお祭りは本当に奇妙だったから