2010年11月27日土曜日

I think Ive found.


今週は一日たりとも忘れたくない日々の連続
卵が教えてくれたことは大きい

2010年11月21日日曜日

宿題の卵


宿題が出た
みんな思い思いの卵を撮ってくること。
私の卵
卵は子宮の大きさにたとえられる
命を宿すそのかたち
こんなに身近なものなのに今まで写真に写したことがありませんでした
私なりの卵の撮り方
卵が好きです

2010年11月18日木曜日

オリオンのベルト

オリオン座が出た

冬の星座だ

もう冬

ビバ冬

オリオン座を春でも夏でも空にいつも探す
春や夏には見えないオリオン座

オリオンの胴体を縁取る4つの星と
真中にオリオンのベルトの穴3つの星


今日は川越のCOEDOビールの工場見学に行った
工場は明らかな目的を持って存在しているだけに無駄なものが一切ない
美しい空間だった

そして樽から無ろ過のビールをいただいた
かりかりと弾ける生命を感じる活きのよさ
ビールとは思えないほど美味しかった

朝霧社長にインタビューをしてあまりのクリアマインドにこちらはぼーっとする
ビールのせいか

午後にもうひとつ撮影をして
夜はタバコジュースのライブ
キレキレのダンスにうねりのギター歌は耳ではなく心臓に突き刺さった

ライブの合間に
一番好きな食べ物がりんごだというサヤカちゃん
エリカちゃんはモモ
私?「納豆。」

確かに納豆は好きだけどなんで納豆と言ったのだろうと思ったら
今日の工場見学のために昨日は発酵食品を食べることが禁止だったのだ
いらない菌を工場に連れて行ってはいけないから
チーズやヨーグルトやキムチや味噌や納豆はだめ パンも発酵してる
そう考えたら食べるものが銀シャリだった
発酵食品が食べられないとどんなに味気ない生活かを知った
だからきっと納豆と言ったのだろう

ライブハウスではガチンコ異種格闘技が繰り広げられ
大音響に耐えられなくなったところで帰路に着く

余韻にぼんやりしながら空を見上げるとオリオン座

なんだかいいことがありそう

うがいをしに洗面台に行くと隣のお風呂から父が
「工場はいいだろ~?」とふやけた声を出した

うん、工場はいいね

2010年11月13日土曜日

カルダモンとシナモンロールそして名峰


「カルダモンの殻をむき、中の実を粗く刻む」
と書いてある
シナモンロールを作ろうとしていた
カルダモンて何?と母に聞くと
「シナモンのことじゃない?」いやいやいや
辞書で調べると「香辛料の女王と呼ばれ…」とある
これはきっとなくてはならないのだろうと早速買いに出た
見つけたカルダモンはグリーンの房の中に黒くて固い種がにぎにぎ入っている
強烈な香り これはチャイの香り
フィンランドの定番というシナモンロールが焼けるのを待ちながら
フィンランドの旅行記を読む これ至福の時
幸せが心に満ちる 満月
先週の今頃は翌日谷川岳に向かう準備をしていた
ノリさんとヒロシさんと行く山行きは3回目
人の役割りをツッコミとボケで分けるなら突っ込む人不在の3人組 のはずだった。
谷川岳は見晴らしのいい山で11月頭にも関わらずお天気に恵まれた
頂上に近づくに連れて息が上がる
平坦な道は途中から垂直になり、土から石、そして岩に変わる
巨人の一段かと思えるような階段を上っているとヒロシさんの口から音楽が流れ出した
「ルールールルールー」
ずっこけた私は息を切らしながらも「なんでそんなにメローなの」とさすがに突っ込んだ
先を行くノリさんも「マーチとか行進曲とかの方がいいんじゃない?」
ヒロシさんいわくそれはNHKの「日本の名峰」のテーマ曲だという
その曲が自然と口をついて出てしまった
NHKの「日本の名峰」私は見たことがないしノリさんの家にはテレビがない
でもきっといい番組なんだろうねと納得
それでその番組はいつやってるの?と聞くと
「うんとね、夜すごい遅くか、朝すごい早く」
ノリさんと私は再び「いくらなんでもそのどちらかというのはどちらかわかるでしょう」と突っ込まざるをえなかった
しかし。
シナモンロールも無事焼けて、コーヒーと美味しくいただいた後にふと新聞のテレビ欄を見るとありました「日本の名峰」4:15。
ヒロシさんあなたは正しかった。
4:15。それはまさしく夜すごい遅くて朝すごい早くでありました。
この時間の「日本の名峰」のテーマ曲が歌えるなんてつくづくすごい。

2010年11月12日金曜日

トイレット

ハルコさんと楽しい打ち合わせをした

久しぶりのハルコさんは黒のタートルネックで相変わらず色っぽい

レストランのテラスでご飯を食べた後ハルコさんと光がきれいで「一枚写真を撮らせてください」と言うと

「ちょっと待って。口紅を塗るから。」とバッグを引き寄せた。色っぽい。


写真を見ながらの打ち合わせなので色がよく見えそうな温室のようなカフェに移動

ルーマニアの駅のトイレの入口小窓で女性がトイレットペーパーを売っている
女性は右手の指先で窓を押さえていてその指先はブラックベリー色のマニキュア
左手はほどんど見えないけれど読みかけの黄ばんだ本がちらりと見える
青色の制服のブロンドの女性
こんなところで写真に撮られちゃちょっと困るなという顔と微笑みの間

全体に水色の写真でとても気に入っている

FeverのPoPoのゆめさんが気に入ってくれてPoPoのトイレの脇に飾ることになりました

販売用なのだけど
自分で欲しいくらいなので売らないつもりの気持ちで額をハルコさんに頼むことにした

トイレらしいかわいい額のデザインをあれこれ考えるのはとても楽しい

トイレは便器や便座やふた あらゆる場所が丸くてかわいい

ノートにトイレの絵をいろいろ描いた


私が描いた和便器の絵をハルコさんは「それちょうだい」と言って携帯電話のカメラで撮って

「ひでみ便器」と登録した


出来上がりが待ち遠しい

2010年11月10日水曜日

願い事ひとつ

これだけは叶えたい願い事
ひとつだけ叶えてあげるとしたら何?
私が叶えてあげる

とママに聞いてみた

「みんなが元気ならいいよ。」とこれは想定内の答え

「じゃ、みんなが健康だとして、それ以外では?」

「んーーーーーーー。現状維持かな?」

毎日通っているプールではフォームは上達しているはずのなのにタイムが落ちているらしく 納得いかないらしい
そのほかにも衰えるばかりのいろいろなことをつらつらと話した後
唐突に

「あ!スペイン語ペラペラになりたい!」

ママが毎朝閉じたふすまの向こうでラジオのスペイン語講座を聞いているのは知っている

でもそれが願い事なのー?

いつか再び心の故郷メキシコに連れてってあげられるようにがんばるね

2010年11月6日土曜日

マダムサチコ


ヒューム

海に出た

秋の海はサイコー

人がいない

光が美しい



ため息とともに夏の疲れが風に流れていく

そして吸い込むのは新しい空気



小学校に上がる少し前の春に会ったヒュームくんは
5年生になっていて私のことはきっと覚えていない
でももしかしたら幼児の記憶は大人よりはるかにずば抜けていて
あの時私の辺りをさまよった視線は記憶のかけらを見つけたのかも知れない

声がかさかさしてあまり笑ったりもしなくて男っぽい

健やか



ミイさんの子育てを見ていて思った

大好きな人にはちゃんと目を見て謝らなければいけなかったんだ

それが1歳のセイリンくんでも

ミイさんはきちんと向き合って目を見て「ごめんね。許してくれる?」って言ってた。



ヒュームくんは行き帰りの切符とおこづかいを持っておばあちゃんの家へ向かった

そうやってお兄ちゃんは週末の間 羽を伸ばす

日を生むと書いてひうむくん

日と生むをくっつけると星

そしてセイリンくんなのだ

大きな海と山に囲まれて 健やかに大きくな~れ

2010年11月2日火曜日

ママの誕生日

ママの64歳の誕生日

おめでとう!

築地でレンコンとにんじんとさやいんげんといくらと卵焼きを買ってきて
ちらし寿司を作った

食べなれた母の味とは違うものができた

でも美味しかったし今日は2時間でできた

かぼちゃの煮つけとこんにゃくの煮物とお吸い物も作った

いつもより静かな食卓でテレビのニュースが目立った
中国の話題

私「コキントウとオンカホウはどっちが上なの?」

父「そりゃコキントウの方が全然上だよ。」

なんて会話をした

疑問に思ったことを声に出して言うとちょっとおもしろい

これからはもっと声に出して言ってみよう

2010年11月1日月曜日

赤い長靴

大雨が途切れた昨日赤い長靴を洗った


日曜日は夕飯を作る日、とやんわり決めているので
餃子を作ることにした

強力粉とお湯で皮を作る

キャベツにら長ネギにんにく生姜干しエビ

お肉の量より野菜が多い

3時間くらいかかって夕飯ができた

といってもご飯やスープや副菜は横からひょっこりちゃちゃっと母が作った

フライパンで餃子を焼いていると、火に接近しすぎた炊飯器から科学的な火が出た
炊飯器の横腹が溶けた

あぁこれだから私はお嫁さんになれないんだわと落ち込む

餃子は圧倒的な存在感で食卓に出た

食べ応えのある皮
美味しかった

3時間も集中していたので疲れてベッドに横になった

ふとさざ波のような雨の音で目を覚ます
ザザーンザザーンと降っている
大雨の音は一番よく眠れる

洗った赤い長靴に水がどんどん溜まる様子を思い描いて
それは何日かけたら乾くだろうかと考えてから
やっぱりそれはいけないと明け方むっくと起きて玄関に向かう

赤い長靴はきれいに乾いてちゃんと左右並んで玄関にいた