「こらっ」って今日は怒られた
それはほんの前触れ
うまくいかなかった撮影の後、
写真のデータを持って帰ると
「一生懸命なのは分かる。もっと丁寧に撮りなさい」
自分の不甲斐なさにうなだれる
「写真は結局、ISO感度とシャッタースピードと絞りしかない。そのひとつひとつを丁寧に操作するしかないだろ?」
言われてみるとその通り
深く考えずに感覚で撮っていた
写真にごめんなさい
夜の町を歩きながら空を見る
「泣いてもいいですかー」と思う
でも自分の情けなさには泣けない
いい仕事を選んだと思う
面白くて深くて途方もない