なんとなくぼんやりしてきたので、9時に就寝。翌朝4時に起きるように目覚まし時計をセットした。
ちりりちりりちりりん♪
電話が鳴った
「呼んだ?」と、ダイくん
ちりりちりりちりりん♪
電話が鳴った
「呼んだ?」と、ダイくん
「えっと、呼んでないと思う」
「え、呼んでない?」
「うん、たぶん呼んでない」
「寝てた?」
「寝てた」
「寝る?」
「ううん、大丈夫」
「え、呼んでない?」
「うん、たぶん呼んでない」
「寝てた?」
「寝てた」
「寝る?」
「ううん、大丈夫」
頭ははっきり起きてるけど体が寝てるような狭間でフィンランドの話や水道局長の話や黒塗りの話、それからマヤのカレンダーの話をした
「超エリートクローン人間が支配するかもしれないよ」
「そうなの?」想像するとSF映画みたいで怖くなって涙が出る
「超エリートクローン人間て、いい響きだな」
「う~ん」
それから「超エリートクローン人間」を何度か繰り返して言った後、しーんと静まって
「寝なさい」とダイくんが言ったので
「はい、寝ます」
そして、電話をありがとう、おやすみなさい、またねバイバイ
蒲団が温かい
「超エリートクローン人間が支配するかもしれないよ」
「そうなの?」想像するとSF映画みたいで怖くなって涙が出る
「超エリートクローン人間て、いい響きだな」
「う~ん」
それから「超エリートクローン人間」を何度か繰り返して言った後、しーんと静まって
「寝なさい」とダイくんが言ったので
「はい、寝ます」
そして、電話をありがとう、おやすみなさい、またねバイバイ
蒲団が温かい