2013年2月16日土曜日

しょうがない





「なんで日本人は「しょうがない、しょうがない」ってあきらめるの?」
としょうちゃん
「なんでもそう言うわけじゃないよ、
たとえば過去のことや、もう変えられないことは、
「しょうがない」と言うよ、でもこれからのことは
しょうがなくないからどうしたらいいかと考えるよ、私は。」
 
でもそう言われて改めて考えると、
大人になって、しょうがないことが増えた
それは本当にしょうがないこと?
しょうがないと思いたいだけじゃない?
でも本当にしょうがないんだもん
どうしようもないんだもん
こじれてしまった友達との仲
どうにもならない恋
満足してもらえなかった仕事
 
しょうがない、というのはあきらめではなくて
そっとしておこうという感じ
考えても変わらないことは置いておいて今やることをやろう
うじうじ考えないための呪文
 
しょうちゃんはこじれた仲を、終わった恋を
「なんで?なんで?どうしたらいい?」と私に問う
「知らないよ~、自分で考えてよ~」と私は言う
いつまでもいつまでも「う~、あ~、なんだかんだ~」と言うので
「うるさいな~もう」と言ってしまう
でもしょうちゃんのすごいところは
それでも全然明るいところだ
すごい悩んで傷ついてひとりでいられなくてどうしようもないんだけど
存在がとても明るい
 
「10年後のなりたい自分にどうなれるか考えるのはどう?
そうすればいま本当に自分がやりたいことがわかるよきっと」
と偉そうにどこかで聞いたセリフを吐いてみた
すると、しょうちゃんは元気いっぱいに
「一番したいことは、恋だよ~!」
 
恋!このどうしようもなくやっかいなもの!まったく、やれやれだ。