「仕事が終わらないの」
と電話口で母に言った。
勝手に会社を辞めて(「辞めます」とは言ったけど)、今の仕事を始めてから12年、初めて弱音を吐いた。
すると電話の向こうで母は
「え?仕事がないの!?」
「違う違う、仕事が終わらないの」
「なんだ、じゃぁいいじゃない」
よくないよー と言うと、終わったら晴々としてるわよ、と能天気。
電話を切ってから、確かに、仕事がないより仕事が終わらないほどある方がいいな、「仕事がないの」なんて死んでも母に言いたくない、と思った。
好きな仕事ができてる自分がとても幸せに感じられた。
感謝しています。