2011年11月14日月曜日

仙台へ行くの巻

ブルースターは幸運を呼ぶ花
青は佳子ちゃんの好きな色

こまち19号に乗って仙台へ向かう
ほぼ満席で通路側の席と言われたけれど
乗ってみたら結構空いていて、席は窓側だった
いろんな世界が同時進行してる

パンやで買った「セサミ・ブリー」、胡麻の入ったフランスパンにブリーチーズとカントリーローストハムとバター
おいしーーーいとまじまじとパンを見つめてしまう
ブリーチーズって、白カビチーズなのに臭くない まるでミルクの味

通路の向こうの人が新聞を読む
TPPの文字が大きく載っている
TPPTPP軽い響き

大宮の次はもう仙台
東北本線に乗り換えて南仙台へ
妹の家へ向かう
震災の時に入った歪みやガラスが割れて抜けたままの扉などを見る
妹はいつも明るいので深刻な話も明るいが
震災後はひと月お風呂に入れなかったし
余震がずっと続いていて友達の家に避難していたり
ガソリンを買う列に毎日並んで「今日も買えずに帰る」日々があったり
親しい生徒が亡くなったりした

妹の部屋で、彼女が過ごしたいろいろな時間を思った
それにしても、まるで色彩や置いてあるものが男の人の部屋みたいだったので
あれはどうしたものかと考える

次に妹の大学へ向かう
東部道路という高架の高速道路にのってみる
震災の時は津波で流されたものがこの道路でせき止められてこちら側に津波が来るのを防いでくれたのだとか
その日はたまたま高速道路の整備をしていて入場禁止になっていたのだけど
それを破って高速道路にのった人たちが助かったのだとか
高速道路から海まで見えそう
波はあらゆるものをさらってしまったようだ

大学の銀杏は黄色く輝いている
妹の研究室は私の住む部屋よりも大きい
すごいねーと言って天井まである本棚を見上げる
そして1月のダンス公演(私は撮影をする)でどうやって私の人件費を賄うかということをまるでお金儲けのセンスのない私としっかりものの妹が顔を突き合わせて考える
どうやったらみんな写真を買ってくれるかな?
まずはいい写真を撮らなくちゃね

それから近くの「ナルミ・キッチン」で昼食
妹の生徒たちに私と妹が「似てる~!」と言われる

それから妹の部屋に戻り、干した布団を取りこんで
仙台の逆側までドライブして、写真展を見に行く
私には到底撮れないような美しい風景写真
珈琲とパフェを食べながら妹とおしゃべりする
あっという間の夕暮れ

また仙台の逆側に戻り、カフェ「ひなびな」へライブを聴きに行く
大満足のもっと上の満足感のあるライブ
一生懸命さが伝わる
見えてるものや聞こえているもの以上のものが受け取れるのがライブのすごいところ
一日経っても二日経っても、あぁよかったな~と思っている