2010年11月6日土曜日

ヒューム

海に出た

秋の海はサイコー

人がいない

光が美しい



ため息とともに夏の疲れが風に流れていく

そして吸い込むのは新しい空気



小学校に上がる少し前の春に会ったヒュームくんは
5年生になっていて私のことはきっと覚えていない
でももしかしたら幼児の記憶は大人よりはるかにずば抜けていて
あの時私の辺りをさまよった視線は記憶のかけらを見つけたのかも知れない

声がかさかさしてあまり笑ったりもしなくて男っぽい

健やか



ミイさんの子育てを見ていて思った

大好きな人にはちゃんと目を見て謝らなければいけなかったんだ

それが1歳のセイリンくんでも

ミイさんはきちんと向き合って目を見て「ごめんね。許してくれる?」って言ってた。



ヒュームくんは行き帰りの切符とおこづかいを持っておばあちゃんの家へ向かった

そうやってお兄ちゃんは週末の間 羽を伸ばす

日を生むと書いてひうむくん

日と生むをくっつけると星

そしてセイリンくんなのだ

大きな海と山に囲まれて 健やかに大きくな~れ