2012年2月12日日曜日

みんなの音がさね

健司さんとはづきさんのプロジェクト「みんなの音がさね」に写真係で参加した
今回はmuse音楽院の生徒さんの作った曲の中でも選ばれたチキラさんの曲に合わせて
当日会場に集まったみなさんが福島への思いの言葉を重ね合わせて作詞していく

会場が「しーん」と静まった時間があった
進行役の健司さんもPOPOさんも黙っている
真剣に言葉が書かれたホワイトボードを見つめている
人の真剣さを見る時ほど感動することはないかもしれない
「この人マジだ」と思う時 畏れを抱く

みんなが時間いっぱいまでがんばって考えた歌詞と
健司さんが集中力を爆発させて汗をかいて絞り出した歌詞で
曲ができた
それは素敵な曲になった
感動した


打ち上げの席でビデオ係のカツミくんに試作のタバコジュースのライブ写真集を見せた
「どう思う?」と聞くと
「いい表情撮れてるね」と言ってくれた
今はカメラがいいからある程度いい写真は誰でも撮れる
だからそのバンドへの愛とか、どれだけ一緒に時間を過ごしたかが、写真を変える
「愛だけはあるからね」と言うとカツミくんは笑っていた
隣で聞いてたPOPOさんが大きく頷いて、本当にそう思うと言った
「自分で音楽をやっていてもこれでいいのかなと思う時がある。そんな時に自分たちを信じて写真を撮ってくれたりする人がいるととてもうれしい」
その言葉がとてもうれしかった
写真を撮ってよかったと思った
私が撮ったたくさんのタバコジュース写真を一冊にして人に見せなければいけないとなぜか強く思っている ひとりでやっているとそれこそ、今これをやってていいのかな?と思う時があるけれど今日はいい言葉をもらえてよかった
いい写真いっぱいあるんだよ みんなに見せたい

喉が渇いてビールをたくさん飲んだ
曲作りで天才ぶりを余すところなく発揮した健司さんも満足そうだったのがうれしかった
健司さんは私の頭のまわりをぽわぽわぽわと手で羽を作って羽ばたかせて
「この辺にこういうのがいつもいるよね」と言う
だから私はそのうちのひとつをむんずと掴んで
「健司さんに一個あげますね」と言った
健司さんが、これで明日もがんばれる~と言ったのでまたうれしくなった